拓也さん@天音理心流©︎です。
こんちゃ。ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
ブログ主は、家でネットしたり、出かけてもご近所だけ、でした。(仕事以外)
今回は、先週の記事の考察内容がまとまってきたので、続編を書きます。
前編はここ↓
【重要】2つのメロディを同時処理する脳の作り方
https://www.pianosukisugi.com/entry/2022/04/30/143701
iPadアプリでは「2つのメロディライン」だけで曲を弾いている
ところで、なんですけど
iPad Air第3世代 というのを入手しました。2019年モデルですね。
昔持っていたiPadとあまりUIが変わっていないのが逆にすごいなあと思いました。
それはいいのですが、ピアノに関して言うと、弊害がありました。
iPadは音楽アプリが充実していて、普通のピアノをあまり弾かなくなってしまった笑
iPadのPerfectPianoというアプリを「弾いている」というか、正確には「タップしている」だけで満足してしまうのです。
iPadはスマートフォンよりは大きいとはいえ、画面が小さいので、弾き方が限定されてしまいます。手が大きいブログ主は、画面をうまく押せないのですね。特にコードが弾きにくいので、鍵盤を2段にして下の鍵盤がベースライン、上の鍵盤がメロディラインという弾き方にしています。コードは「ここぞ」というところでジャーンって感じで弾きます。
PerfectPiano、これはネ申アプリでした。おススメです。
ブログ主の演奏(?)の様子は、Twitter に上げていますので、聞いていただけたら(ああ、こういう感じね)と納得いただけると思います。
https://twitter.com/yuruipiano
「コード+メロディ」から「メロディ+メロディ=コード」へ
PerfectPiano(アプリ)をタップしていると、今までと違った感覚が芽生えました。
言語化すると(実際はイメージだけ)メロディとメロディが混ぜ合わさって「結果として」コードになっているのだな、という感覚。
今までは、コードとメロディという2つの構成要素がある、という感覚だったのですが…。
しかし、アプリで曲を弾くときには、コードをそもそも押せないので、コードネームのことをほとんど考えなくなりました。
これはやってみると意外なメリットがありました。
右手も左手も「ドレミファソラシド」という同じフォーマット上にあるので、いっしょに把握できるようになります。
今までは、コードがDメジャーで、メロディは…と分けていたので、脳内の処理スピードが落ちている感じ?でした。
脳はふたつのことを同時に出来ない、と聞いたことがあります。
コードのことを考えながらメロディを弾く時、脳の中の思考を細かくみると
「メロディ…。コード…。メロディ…。コード…。」
みたいに瞬間的に切り替えを行っているのかも知れませんね。
その切り替えに脳がリソースを使ってしまうのでは?と感じました。
「コード+メロディ」「メロディ+メロディ=コード」
これはどちらがいいという話ではなく、どちらも出来ると表現が豊かになる、ということだと考えます。ジャンルで言うと、例えば、ジャズピアノは「コード」にテンションノートを加えてどうやってオシャレな響きのコードを弾くか、とか、コード進行の上でカッコいいインプロビゼーションを展開する技術、といった「はじめにコードありき」な音楽です。
ということで、ここまでが前回の記事の続編、といった内容です。
メロディラインとベースラインの対位法で音楽を理解する、という新たな視点。
これは、ポピュラーピアノの方で、今までコードとメロディという枠組みで音楽を捉えていた人には、新しい視点を与える記事だと自負しています。
これは、天音理心流©の内容にぜひ加えないといかない【重要】事項です。
今後の取り組み(次回記事予告)
実は、コードのことをあまり意識しないで弾くアレンジ方法に「ドロップ2ボイシング」と言われるジャズピアノのアレンジ技法があります。
ブログ主は、過去記事(ちょうど1年前の記事です)でもちょこっと書いているのですね。
DROP 2ヴォイシングについて考察①【いっしょに練習企画】
https://www.pianosukisugi.com/entry/2021/05/29/120430
次週は「ドロップ2ボイシングと鍵盤ハーモニカ」というタイトルで記事を書く予定です。最近、iPadの他にも鍵盤ハーモニカにも触り始めているので、その辺りのことをまじえた斬新な記事を書きたいと構想を練っていますw
また読みに来てくださいね。
【この記事を書いた人】
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https://www.pianosukisugi.com/entry/onlinelessonbeta