存在していた日本語バージョン。
驚いたことに、日本語版のアヴェマリアが存在しています。昔、アイドル時代の斎藤由貴が歌っていたので、存在は知っていたのですが、その斎藤さんバージョンは発見できず。。。
意外にも日本語で歌われてもしっくり来るような気がしました。
Ave Maria アヴェマリア(グノー) 堀内敬三作詞・シャルル・フランソワ・グノー作曲
アヴェ マリア 神のめぐみに
みちたる君 幸にあふるる君
おみなのうちに 君ひとりは
イエスが母と なりたまいき
サンタ マリア
サンタ マリア マリア
けがれし我を 憐れみたまえ
生くるこの日も 資する時にも
アーメン アーメン
なお、豆知識。
アヴェマリアには三大アヴェマリアと言われる曲があることがわかりました。
「カッチーニのアヴェマリア」「シューベルトのアヴェマリア」というのもあるようです。聞いてみたら、「あっこれ聞いたことがある!」でした。
勉強になりました。
作曲者グノーさん(Charles Gounod)について調べました。
「アヴェマリア」を練習するにあたって、作曲家のお顔を拝ませていただきました。
けっこう怖そうです。おひげが凄い。
19世紀のフランスに生きた作曲家。
Ave Maria (Gounod, Charles) - IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music
アヴェマリアのページ。
アヴェマリアは1859年に《平均律クラヴィーア曲集 第1巻》の「前奏曲 第1番 ハ長調」を伴奏に完成させた声楽曲、だそうです。
もともと、伴奏と歌詞はあったところに、美しいメロディを考えて、キチッと当てはまるように作った、ということになりますね。。。なんてスゴイんだろう、と思いました。
しかし、「伴奏」を先に作って、後からメロディを作る作曲方法はありだと思います。
今風に言うと、コード進行やらリズムやらを先に決めて、そこにハマるメロディを考える、という作業になる。いつも名曲に出会って残念なのは、曲は完成したものしか見られない、ということです。この曲に関しては、グノーがどうやって作曲をしたのか、その過程、が知りたいですよね。。。
ヒッチコックのあの曲もグノー作曲だった!
それと、「ヒッチコック劇場」という昔のテレビシリーズで、最初にヒッチコックが出てくるときの音楽。「マリオネットの葬送行進曲」これはグノーさんの曲だったそうです。不気味でオシャレな曲として、私の心にしっかりと残っていました。
Gounod - Funeral March of a Marionette - London Promenade Orchestra, Eric Hammerstein
ハロウィーンの定番でもあるらしいです。。。クリスマスソングが「きれいな」曲が多いとすれば、「ハロウィーン」は「不気味でかっこいい」曲なわけで、ハロウィーンプレイリストなどを探して聞いてみたいと思いました。きっとこの曲は入ってることが多いでしょうね。