メジャーコードはこのヴォイシングがよさげです
(1)右手 ㇾ ソ ド 左手 ド
右手に「2,5、ルート」左手「ルート」
「ㇾ ソ ド」は、レとソ、ソとドが完全4度音程で、言葉にすると、ふわーっとした感じの響きになると思います。コードネームはCadd9となると思います。
「ニコニコルート」と命名しましょう。
(ニコニコとは、2525のことなのです!わかった?)
(2)右手 ド、ファ、シb 左手 ミb ソ
右手が「6,9,5」左手「ルート、3」
これも完全4度音程を使ったヴォイシング。ろく、きゅう(く)なので、
斬新に「ろくろっ首5th」と命名しましょう。
↓これで忘れないでしょう。ろくろっ首5thですよ!
一応は、ジャズピアノを勉強している人に向けて、私が知りえたことを共有していきたい、という動機で書いているのですが、、、
↓のような理論書を読むと幸せになれるかもしれません。
マイナーコードには、このヴォイシングがよさげです。
今回はマイナー7thコードのヴォイシングから。
「なんちゃってジャズピアノ」に登場したコードの押さえ方を分析しています。
(1)コードAm7で 右手 ド、ミ、ソ 左手 ラ
右手は「b3、5、b7」左手「ルート」
この形を見ると、右手が「C」のコードになっていて、左手のルートと合わさってAm7になっています。これは洋書ではUpper-structure techniqueのTriad-over-rootと言われている形です!
「Am7=ConA」ということですね。
(2)コードAm7(11)で 右手 ソ、ド、ミ 左手 ㇾ、ソ、ド
右手は「b7、b3、5」左手「11、b7、b3」
6音をガバッと押さえる分厚い響きですが、分析すると右手は(1)のTriad-over rootが使われています。(Cコードの構成音 ド、ミ、ソになってますね?)
左手が洋書では「Double 4th」と書かれているヴォイシングです。また、理論書によると、Double 4thを「ラ、ㇾ、ソ」すなわち「ルート、11、b7」とする形も紹介されています。
(3)コードEm7(9.11)で 右手 ファ#、ラ、ㇾ 左手 ミ、ソ、ㇾ
右手は「9、11、b7」左手「ルート、b3、b7」これは手持ちの理論書にも書いてない斬新な押さえ方でTriad-over rootの考え方から構築されている和音ですね。すなわち、「Em7(9,11)=D on Em7」です。弾いてみると抽象性が高く、マイナーの悲しい感じはほとんどしません。ふわふわした感じで、使いどころが難しいかな、という感想。
ちなみに、分析の元になっている理論書は下の本です。
RippingtonsとかGregg Karukas、Najee、Al Jarreau などのスタイルが例として取り上げられていて、「懐古趣味的なジャズ」からは一線を画すという意味でもおススメの一冊です(^^)/

Smooth Jazz Piano: The Complete Guide (Hal Leonard Keyboard Style)
- 作者: Mark Harrison
- 出版社/メーカー: Hal Leonard Corp
- 発売日: 2005/05/05
- メディア: ペーパーバック
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
ドミナントコードには、このヴォイシングがよさげです
(1)右手 シb、ミ、(ラ) 左手 ド#
右手は「b7、3,(13)」で左手に「b9」を持ってきた形。b9を下に持ってくるという発想はなかったので、非常に斬新でした。
「ドロップb9」と命名しましょう。
(2)右手 ソ、シb、ㇾ 左手 ド
右手は「5、b7,9」左手は「ルート」です。右手がGmそのままである点に着目です。5度上のマイナーコードを弾く(ベースC コードGm)ことで、C7(9)が弾けてしまうというのは覚えておくと便利でしょう。
「5度上マイナー」と命名しましょう。
(3)右手 ㇾ、ファ 左手 ド、シb
右手は「9,11」左手は「ルート、b7」です。かつてニューミュージックと言われたユーミンやオフコースの楽曲で聞かれることが多いサウンドですね。「11」が入ってるのが特徴的?
(4)右手 ド#、左手 ラ、ソ
右手は「3」、左手は「ルート、7th」です。まさに最小限の3つの音で音域が全体で10度と広く、リッチに響きます。
このヴォイシングは「スプレッド」と呼ぶそうで、私は下の本で覚えました。
いかがでしたか?
自分でもマスターしてないので、この記事をたまに読み返したいです…
↓ ☆彡記事を書いている人はこんな人です。彡☆
↓ ☆彡読者登録もよろしくね。彡☆