最近気がついた弾き方のコツ。
「いつか王子様が」を弾く際に、以前は、テンションノート(9th)入りのクローズドヴォイシングを使っていたのですが、「ソロピアノで連れに聞いてもらう」という状況を考えると、R-53の10度のストライドの方がきれいなサウンドだな、と思うようになりました。まあ、音楽性が単純だからなんでしょうけど。
で、そのテクニックをシェアしたいと思います。
冒頭のBbのコード。
(1)1拍目でルートのシbを小指で弾きます。
ここでいきなりポイントです。人差し指に注目です。
次に弾く5度(ファ)の鍵盤でスタンバイです。
ここでさらにコツがあって、人差し指は鍵盤に軽く触れた状態でスタンバイすること。
つまり、、、人差し指が空中にあると小指のタッチもぎこちなくなるし、なんか手全体が安定しないのです。
(2)2拍目に2分音符でファ(5th)とㇾ(3rd)を弾くところ。
小学生の算数の時間で使った(と思われる)コンパスをイメージしてください。
コンパスは、円を描くための道具です。(たぶん)
人差し指が、紙に穴をぶっさす針だと思って、グーッと手首を、円を描くような感覚で回転させて人差し指でファ、親指でㇾを弾く。
指使いは、私にとっては(たぶん、ほとんどの人にとっても、だと思いますが)上の方法がベストです。
T「もし(1)のとき、ファの上にスタンバイする指を中指にしてしまうと、どうなるでしょう?」
架空「指がつりそうです(´・ω・`)」
T「ハイ、そうですね。5度の幅は小指と人差し指が自然です。」
架空「でも、(2)で人差し指と親指がずいぶんグワーッと開いていませんか?」
T「5本の指の中でもっとも器用に動かせるのは親指なんです。稼働領域も広くて、小指と薬指の間は20-30度しか開きませんが、人差し指と親指の間は余裕で90度以上開くでしょう?このくらいは余裕でこなせるんですよ」
というわけで、R、53のストライドの弾き方について、でした。
ただ、このヴォイシングは、曲の中では「メジャー」「マイナー」「ディミニッシュ」などには合いますが、ドミナント7thコードは7thが必要ですので、使えません。
たとえばD7を弾くときは「ㇾ、ファ#とド」のように弾くとよいでしょう。曲の中で、コードの全体の音程が7度に縮まったり、10度に開いたりする変化が心地よく、自然に聞こえますよ。
というわけで、読んでいただいて感謝です。
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