ハノン50番に、レガートの3度の練習があるんですが、これはエグイです。
次に52番にさらに発展させた「3度のスケール」が出てきますけど。
まずはこれから、という位置づけですね。
特に、5本の指を鍵盤にくっつけたままこれを弾くのは、手がつるレベルです。
というのは、となりの指につられて、いっしょに指が動いてしまうからです。
その理由を素人ながらに考察してみました。
注意;まったくの素人の考察です。
グーグル先生によりますと、指の神経はこのように通っているらしく、
手首を通る右側の神経が「正中神経」左側の神経が「尺骨神経」というそうです。
(初めて知ったよ)
【わたくしの考察】
- 親指(1)と中指(3)の組み合わせの時は楽です。理由は、ともに「正中神経」が担当しているからではないか?
- 中指(3)と小指(5)が動きにくい。尺骨神経が小指を動かし、正中神経が中指を動かしているはずだが、それが大変なのか?
- 人差し指(2)と薬指(4)も難しい。これも3と5が難しい理由と同じではないか?
- また、3と5を動かそうとすると、薬指(4)も動いてしまうのは、中指と小指を動かそうとして流れる信号が薬指にも行ってしまい、ピクッとするのではないか?
ピアノが上手な人って、動かしにくい指を上手に克服して、
いわゆる「指の独立性」っていうのを手に入れていると感じるのです。
逆に下手な人は同じ得意な指ばかりを使っているような。
そういう意味からも、ハノン、リトルピシュナ系の「基礎練習」は大切だなあ、と
つくづく感じますね...。