弾き語りの記事を連載してます。
先週はiReal proの話を書いたのですが、今日は弾き語り用の楽譜をどうするか、という問題について言及します。
弾き語り楽譜に必要な情報は、主に
-コード
-歌詞
-小節線
-イントロやリフなど、キメのメロディ
です。
そこで、暫定的ではありますが、弾き語り用の楽譜、名付けて「弾き語りの友」を開発しましたので、説明しましょう。
弾き語りの友
特に作る道具は選びません。
チラシの裏に書いても、エクセルでもいいです。
エクセルのやつを写真撮りましたので、参考までに載せておきます。
説明しましょう。
- 小節線の区切りを作ってあげて、コードネームを書く。
- 小節線は、一段4小節を基本とします。
- 曲は、8小節でブロックを作ってるからです。
これによって、1小節目はDで、2小節目はAオンC#、といったコード進行の情報がわかるのです。(写真の例)
- メロディの起伏は、もちろん前もって覚えておきます。
- だから、メロディのドレミは記載不要です。
カラオケ歌える人だったら出来ます。ただ、カラオケはガイドメロディを歌いやすいように付けてくれてることがありますが、弾き語りでは、それがないので、難易度はやや高いです。
問題は歌詞です。ピアノを弾きながら歌うと、ただでさえ少ない?脳のリソースがピアノに持っていかれるのです。それで歌詞を忘れてしまいます。だから、歌詞はバッチリ書いておきます。
- 歌詞はコードの下に、コードチェンジのタイミングに合わせて書く。
- 二番まである歌が多い。その場合、歌詞は1番、2番と上下にコンパクトに書きましょう。
- 最後。リピート記号、1カッコ、2カッコ、コーダなどで曲構成をわかりやすく書きます。
- イントロ、リフは練習して記憶してしまいましょう。
覚えられないなら、ドレミでカタカナで書くしかないですが、なるべくなら覚えた方がいいでしょう。
- 最後に大切な注意。自分の声のキーに転調して書きましょう。
そのためには、自分の声の一番高い音、魅力的な声域を知ることです。
そこをサビに持ってくるのです。
しかし、オリジナルの調がしっくり来ることも事実ですので、女性が女性ボーカルの歌、男性が男性ボーカルの歌、を歌う場合はオリジナルキーの方がいいかも、です。
弾き語りは超おススメ。
それにしても、弾き語りは、意外なくらい、音楽の本質に近いと感じます。
音楽は、メロディ、リズム、ハーモニーで出来ていると言われていますが、弾き語りでは、歌がメロディ、ピアノがリズムとハーモニーを担当するのです。
つまり、最小のアンサンブルが自分だけで出来てしまうという表現形態なのです!
ちなみに、わたくしが所有する弾き語りの教則本があるので、以下に紹介させていただきます。
女子向けですが、書いてある技術は性別を問わない良書です。
伴奏テクと歌唱テクに分けてTIPSが書いてあるのが斬新です。
やはり、どちらも上達しないと弾き語りのクオリティが上がりませんからね!
さらに応用編
ここからは応用編ですが、音感が冴えてくると、歌のメロディがドレミで分かるようになると思われます。(わたくしは、まだまだですが)
そうなれば、「弾き語りの友」を見ながら、即興「ピアノソロ」が弾けるようになるはずです。脳内にメロディがあるので、それをドレミに変換し(音感が必要)、ピアノで弾けばよいのです。
その場合、コードは右手の残った指や左手で弾くことになるでしょう。
ここまで出来れば、もはやプロレベルだと思います。
こういう奥深い世界に通じているのが「弾き語り」です。
というわけで、何となく、弾き語りというと、「一段下」「レベル低い」と思われていますが、コードが覚えられ、音感が鍛えられ、声を出すことで健康にもなれる?まったく素晴らしい音楽表現だな、と主張したくて、記事を書きました。
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次回の更新は、8月11日(土)になります。