このブログの読者さんの中には、
ピアノ系Youtuberになりたい、という怖いもの知らずな人もいるかもしれないので、その辺りの私見を書きたいと思います。
概論。Youtubeはオワコンかもしれない、という話。
動画を作る人も、基本的にはお金になるという可能性を感じて動画を作っている、のだと思うのですが、なんと、チャンネル登録者数が1000人を超えないと収益化が出来ないのですね。
そこで、かなりの期間を、お金にならないのに動画を上げるという状況が続くことになり、めげてしまう。
みんなも気づいているかもしれませんが、Youtubeには、あまり新しい人が現れませんよね?収益化の障壁が厳しすぎるかもしれません。
つまり、
収益化が厳しいので、コストがかけられず、撮ってだしの雑な動画が増える。
↓
総じてYoutube上のコンテンツがつまらなくなり、人が見に来なくなる。
↓
人が見に来ないので、企業(GoogleAdsense)の広告がつかなくなる。
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ますますYoutubeに動画を上げるモチベが下がる。ゆえにオワコン( ´艸`)
この参入障壁の高さ、が問題です。
TikTokとかバズビデオという新たな競合動画サイトも出現し、そっちの方が儲かる、とか、ネット界隈では言われています。新しいサービスには先行者有利の原則がはたらくからでしょうか。
Hi5やらミクシーやらといった先行したSNSがオワコン化し、Facebookやツイッターが流行ったのと同じような現象ですね。
わたしがYoutubeが次第にオワコン化する懸念があると感じるのは、この2つの理由です。しかし、YoutubeってGoogleですからね。そう簡単にオワコン化するとも思えないですけど、オワコン化する可能性はあると思うなあ。。。
また、仮説ですが、Youtubeのメインユーザー層は英語圏の方々だと思われます。
GoogleやYoutubeとしては、極東の島国のAdsenseなど、些末な問題なのかもしれません。英語圏のユーザー数の多さから考えると、チャンネル登録1000人集めるなんて意外にハードルが低いのかもしれませんね。
じゃあ、こうしたらどうでしょう?
以上の考察を踏まえて、
Youtubeをやるとするなら、大きく2つの持っていきかたがあるように感じます。
- 無編集で適当に動画を撮り、動画の制作コストを下げる。
- 気合入れたプロフェッショナルな動画を作り、コンテンツの秀逸さで登録者1000人を目指す。
ここはトレードオフの関係です。
わたしは必然的に前者になってしまいます( ´艸`)つまり、プロフェッショナルな動画を作成するスキルがないのです。そもそも、動画編集ソフトすら持ってないのです(笑)
この方法(無編集で適当に動画を撮る)の素晴らしい点は、「手間がかからないので、球数を打てる」というところです。
ふだんやってること(たとえばピアノの練習をする)をネタにすれば、ホントに手間いらず。アップロードの仕方とOBSスタジオの使い方だけ覚えれば基本的にオーケーです。
そこで、わたしはこう考えます。
適当な動画をあげて、チャンネル再生が意外に伸びれば、それから企画、編集などをキチンとした動画も作る本格派のチャンネルへとシフトすればいいのでは?
いかがでしょうか?
それから、わたしが感じることとしては、
- 英語圏をターゲットとする。英語を話すとか字幕を入れるとかする。
- 動画を作ったら、それをYoutube,TikTok,バズビデオ、ツイキャスなど、他の動画共有サービスにもアップロードし、あちこちに種をまく。
こういった方法が有効な気がします。
ピアノ系Youtuberの具体的な例(実例をまじえて)
ピアノ系Youtuberをやろうと思ったら、持っていきかたは大きく、次の4タイプかな、と個人的に思っています。実例を交えてお話ししましょう。
その1 マエストロ系
先週も登場したJonny Mayさんのスタイル。
メチャクチャ上手いピアノで、有無を言わせず突き進む。
孤高の天才タイプです。かっこいいですね!
問題は、「ピアノが超絶に上手い人」でない限り、実現不可能なことですね。(;'∀')
にとまいこさんのように、一般にはなじみの薄いクラシック音楽のピアニストが知名度を上げるために運営するチャンネルも、「マエストロ系」に分類すればいいと思われます。オスカーピーターソンくらい上手だと、体型なんてどうでもいいですが、一般にはビジュアルも大切かもしれません。
その2 教えてあげる系
Nadehitoさんという方が好きでよく見ています。
この方は、独学でピアノを「目コピ」「耳コピ」して覚えて、コード理論を基にした独自のピアノ演奏メソッドを編み出したようです。
独学で覚えたピアノの弾き方を「教えてあげる」動画をシリーズで出されていて、かなりの視聴回数になっている。
これはスゴいと思います。
Nadehitoさんは、十分に上手だと思いますけど、仮に下手であっても、おじいちゃんにパソコンの使い方を教えるのにプログラミングが出来る能力はいらない、みたいな理屈で、「ちょっと上手なその道の先輩が、始めたばかりのビギナーに教えてあげる」みたいなノリでいけば、十分にコンテンツとして成立していると思われます。そして、そういう需要はかなりあります。
その3 販売、生徒募集系
ヤマハがやってるこのチャンネルみたいに、インストラクターがピアノを弾き、楽譜はここで買ってよね、とやってるスタイルです。
ピアノ教室の生徒募集用チャンネル、とか、アーティストがiTunesなどでのコンテンツ販売に結びつける、とかがそうですね。
つまり、マネタイズポイントをGoogleAdsenseに頼らずに独自の販路に求めて、Youtubeは宣伝用のフォーマットとして利用している、というわけです。
ピアノでは難しいですけど、コンサルとか、占いとか、いくらでも応用が利きそうなスタイルではあります。
ちなみに、ヤマハのぷりんと楽譜さんは、わたしも顧客として利用させていただきました。MIDIファイルの販売もしているなど、なかなか工夫が見られます。
その4 いわゆるネタ系
最近では、フォルテ君で決まりですね!
筋肉系ピアニスト(ピアノのコンテストで優勝するくらいの「マエストロ系」ともいえる)です。Nadehitoさんも筋肉系ですし、ピアノと筋肉って相性がいいんでしょうか?
この別ちゃんねるには女装男子の「ピアノちゃん」も登場します。
フォルテ君の相方を務めるなら、女装くらいしないと絵にならないですよね。
以上、伸びているチャンネルを4分類してみました。
マエストロ系、教えてあげる系、販売・生徒募集系、いわゆるネタ系、ですね。
どれをとってもハードルが高いことがわかると思います。
そう、ピアノ系Youtuberは、普通の人にはなれないのです。
おまけに、ピアノなんてね、このブログを読んでる人は興味津々でしょうけど、ニッチジャンルですからね。国内マーケットなんて、メッチャちっちゃいでしょうね。
そこで、わたしは
「練習雑談」とかいうしょうもないことを、とりあえずツイキャスでやっております。
ちょっと内容があんまりですので、履歴は残さず、他の動画サイトへの転載もしてないですけど。
ただ、ピアノの練習のモチベにはなるので、やってみるといいかもよ?
そうだ。ツイキャスするから練習しなきゃ、という感じになるのです。
ということで、今回の記事を終わらせていただきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
次回の更新は5月4日(土)になります。