このブログには、徹底的にピアノだの音楽だののことだけを書いています。
しかし、実はわたしには海外、具体的に言うと東南アジア・タイ在住である、というちょっとユニークなポイントがあってですね、そことピアノが時折、クロスオーバーするのです。
今回はそんな記事です。
「学校」にはコンセプトが大切では?と思う。
私が週に1回、用事があって利用している商業施設、Fashion Islandというところがあるのですが、そこにテナントとして入居しているピアノスクールの存在が目を引きました。
今日通りかかったら誰もいなかった…。
もう夕方だったし、時間帯が悪かったかな?
ここがホームページのようなのですが、生徒さんたちが学んでいる様子を、通りかかるたびになんとなく見ているのですが、みんなヘッドホンをつけてピアノを弾いているのです。
もしや耳コピ?
そう思いました。
わたしの目指しているピアノのスタイルに近いものをふと感じたのです。
わたしは、耳コピした曲を独自アレンジで弾くスタイルを信条としています。
もちろん、楽譜を弾くことはあります。
しかし、音感を鍛えて、耳から入ってくる音を直接処理して音楽にする。
それが音楽だよね、と思っています。
音を脳が処理して、感情をのせて、指が鍵盤を走る。
ピアノ演奏とは、精緻な芸術です。
だとすれば、わたしはこの学校の門を叩くべきなのでしょうか。
Google翻訳による訳文↓
音楽学習の新たな局面を切り開きます。
Ear Music Schoolでプレイ聴くことから音楽を理解することに焦点を当てて教えられました外国標準コースそれは10年以上にわたって継続的に発明され開発されてきました誰にでも開かれていますONLINEシステムで今すぐ学んでください。
私たちは様々な学習スタイルを提供しています。理解に集中することによって音楽を聴くことによる音楽聞くことで音楽システムと理論を区別できるようにするそして最も重要なことは、その曲の演奏をすぐにそれ自身のスタイルに適応させたり修正したりできることです。したがって、私たちはレッスン、エクササイズ、そしてコーチシステムを作ります。音楽理解力を養うそして様々な楽器を演奏するそれはあなたがあらゆる面で音楽を知り、理解しながら音楽を演奏するようになるでしょうこれまで以上に
さらに、新しいコースも開発されています。一流の先生と共にタイ国内外すべての学習者の手に直接届く質の高いレッスンを作成する手ごろな価格で音楽レッスンを行うことができます
思うに、学校や宗教、といった、広義でいうところの教育機関というものは、
学校や教団をオンリーワンたらしめるために「特徴的で明確なコンセプト」を打ち出す必要があります。
何も商業的な必要性から、ではありません。
それこそが、彼らが教育活動、啓蒙活動を行うにあたっての存在意義であると言えます。
ウィパッサナー瞑想は「瞑想することによって、苦しみから解放される」というコンセプトがあります。
そのコンセプトに痺れた瞑想者たちが、仏陀の後に続くように、座るのです。
日本より秀逸なシステムに驚きます。
これは本当に不思議に思うのですが、
日本という国は衰退しています。
たまに一時帰国すると、活気のなさ、何も変わらない旧態依然としたシステムに、違和感を覚えます。
こういった、街中の音楽学校ひとつとってもそうです。
以下、ピアノ教室を運営している関係者の方は、特に読んでほしいのですが。
ピアノ教室の運営というのは、単にピアノを教えるのがうまいだけではダメだとつくづく感じました。
先に述べた「コンセプト」の話もさることながら、他にも気になったところがわんさか出て来ました。
わたしが思ったPlay By Earのすごいところは以下です。
1.ONLINE COURSEとOFFLINE COURSEという二つのコースを用意。
YAMAHAさんみたいな大手ではありません。この学校は実店舗を2つしか持っていません。
2.ネットで体験レッスンを申し込み可能。
機能するかはわかりませんが、フォームはあります。名前、電話番号、支店、時間、を入力するようになっています。先日付で予約できないのかもしれません。この辺のフットワークのよさ。すごいですね!
3.ONLINEコースは、授業を販売するプラットフォームを利用している。
左から
SelfU、Skilllane、OokBee、Udemyという4つのプラットフォームに対応しています。
おそらくは、レッスン動画を見れたり、資料がダウンロードできたりするのでしょうね。日本だとこういうの、どうなんでしょうか?ネットで稼ぐ系の怪しい詐欺まがいのオンラインサロンならいくらでもありそうですけど、、、子どもが学べるような、あるいは稼ぐ系だけでなく、もっと一般的な授業がオンラインで安心して販売できてるプラットフォームというのはあるのでしょうか?
4.SNSを活用して、学生さんとの距離を縮める。
基本はYOUTUBEチャンネルでしょう。
もしピアノ教室やってるのに、YOUTUBEやってないです!
そんな人がいたら、速攻でダメ認定ですよ、、、。
しかし、残念ながら、PlayByEarさん、最終更新が2018年7月、、、
更新途絶えていますね。
音楽とYOUTUBEなんて、相性バッチリなのだから、続ければいいのにねえ、と思いました。
Facebookページもやってますね。
こちらも投稿途絶えてますけどね。
SNSマーケティングの担当者が退職した、と見るべきかな?
でも、学校(宗教も?)が、
SNSに毎日投稿して盛り上げまくれば、ファンがついて人で賑わうと思うけどなあ。
そういうことを地道に、恥ずかしげもなくやれるって、きっと才能なんですよね。
YOUTUBERのステハゲさんなど、中央大学の学内で動画を撮ってたら、大学から止めろと圧力をかけられたらしいですね。
そんなじゃダメだよ。とつくづく思う。
ステハゲさんは中央大学の認知度を上げてくれてるんだから、感謝こそすれ、圧力をかけるとは、、、。
こういう辺りの社会の意識が、日本がオワコン化する遠因になっていると言えましょう。何も中央大学を批判したいんじゃなく、日本全体に蔓延するムードについて言いたいのですけど。
まあ、ぶっちゃけ、羞恥心がマヒしていて、サービス精神の塊、みたいな人(や組織)が今の時代に向いているように感じますね。
なんか、ミュージシャンって、芸術家気取り、というのか、サービスマインドがない人が多そうなイメージもあるので、これが出来る人はハネるかもしれませんね!
2つの疑問。
Play By Earの作るネット上のコンテンツをいろいろ拝見しているうちに、2つの疑問が生じました。
疑問その1:
彼らの音感は、「絶対音感」なのか「相対音感」なのか、です。
通説によると、幼児期に訓練をしないと、「絶対音感」は身につかない、とされています。もし「絶対音感」で指導されているとすれば、それは科学的に「おかしい」ことになってしまうのですが、、、
それと、「相対音感」で覚えた音楽を、ハ長調以外の調で弾くときの指導はどうしているのか?単音ではなく、コードの聞き取りにテクニックはあるのか?など。
いつも疑問に思っていることがあるので、できればそれを聞いてみたいですね!
疑問その2:
基になっている、アメリカやヨーロッパの母体はあるか、です。
西洋音楽は、もちろん西洋で発達してきたわけで、歴史的にどのような流れで、理論体系を構築しているのか、知りたいものです。まあ、知ったからと言って、音感がよくなるわけではないと思うので、単純な知的好奇心であるわけですが。
という感じで、もはや体験レッスンを受ける気満々なんか?と思われるかもしれませんけど、タイ語がイマイチ不自由なのと、学費とかが明確に書いていないのがやや心配です。意表をついて超高額な情報商材屋だった場合に、家の人から文句が出るでしょう(笑)
なので、とりあえずYOUTUBEなどのコンテンツを見ながら、この教団(じゃなかった、学校)の正体を調べて行こうと思います。その際、タイ語の勉強にもなってしまうというこの一石二鳥ぶりです。
相対音感を学ぶには?
Play By Earのようなメソッドは意外なほどに見つからないです。
みんなそんなに耳がよくて、音楽を聴けばドレミで聞こえてくる、という人ばかりではないと思うのですが、、、これも音楽を考えるうえで不思議なことですね。
わたしが試した中で、
相対音感を学ぶのに有効と思われる方法は、「知っている歌をドレミで歌う。」
です。
しかし、「ちょうちょ」を歌うのに、
「ドレミファソー、どれみふぁ、あ、そ、み、みー、えーっと、、、どれみふぁ、あ、ふぁか、ふぁ、れかな?、れ、れー、、、なのはにとまれーは、どれみふぁそ、そ、そー」
みたいな作業をするレベルでは、「七つの子」は歌えないよな。
つまり、もっと音感を研ぎ澄ませなきゃダメなんだ!
そういうコンセプトで、童謡を使って音感を鍛えようという本を見かけました。
いい歳した大人が アホラシイと思うかもしれませんが、ていうか、
そもそも知らない歌も多いですが、
この本に収録されているという(しかもプロの歌手が歌い、プロのギタリストが伴奏をしているらしい。すごそう。)
1.ふじの山
2.うさぎとかめ
3.どんぐりころころ
4.春よ来い
5.春が来た
6.うさぎうさぎ
7.背くらべ
8.茶摘(ちゃつみ)
9.故郷(ふるさと)
10.あめふり
11.雨
12.しゃぼん玉
13.さくらさくら
14.荒城の月
15.紅葉(もみじ)
16.浜辺の歌
17.七つの子
18.叱られて
19.赤とんぼ
20.てぃんさぐぬ花
をドレミで歌えたら相対音感の達人だと思います。(わたしにはとても無理です!)
英語でやりたい人向けに、こんなサイトもありました。
リンクを踏むと、いきなりScott Edwardsさんの英語音声が流れて焦るかもしれません。
また、彼はKindle本も書いていますね。
どうも、相対音感には際立ったメソッドというのがないのかもしれません。
このように、単発的に役に立ちそうな本やサイトには出会うのですが、、、
音感という、目に見えない感覚を扱うことの難しさでしょうか。
先週の記事で紹介したNadehito氏などは、「目コピ」と称して、Youtubeの動画を目でコピーすることも併用しているらしいのですが、これは「相対音感」から見ると明らかに邪道なんですが、たしかに有効だしなあ、と思ったり。
Play By Earについては、また続編を書きたいと思っています。
では、お読みいただいてありがとうございました。
よい耳を!じゃなくて、よい週末を!(謎のオチ)
次回の更新は 5月11日(土)になります。