最近、ショッキングなニュースがありました。
岡村孝子さんというシンガーソングライター(けっこう昔に活躍された方です)が、白血病になったらしいです。最近の医学の進歩で、治らない病気ではなくなっているそうなので、なんとか助かってほしいです…。
私は、ピアノ弾き語り系アーティストを好んで聞いていたので、その流れの中で岡村孝子さんに出会ったわけですが、今回の悲しいニュースにより、久しぶりに彼女の曲を聞いて、しんみりした気持ちです。
それと同時に、この記事を書きたくなりました。
ピアノ練習には実は5つの類型がある
私の私見ですが、ピアノを学ぶ上で、5つの領域があることを意識しています。
それは何か?と申しますと、
1.新曲を覚える。
2.レパートリーを仕上げる。
3.本番または本番のイメトレ。
4.テクニックや基礎練習。
5.音楽そのものの学習。
です。
1から3が「曲の練習」4から5が「それ以外」に分類されます。
私の場合、夢はラウンジピアニストになることなので、そのイメトレをする、とか、ツイキャスで弾く、とかが3に当たるのでしょうか。
1から3は、いわば当たり前の「ピアノの練習」であり、普通は1から3をメインに練習している人が多いはずです。
しかし、4と5、すなわち
4 テクニックや基礎練習
5 音楽そのものの学習
もしないとなあ、と感じることが増えて来ました。
具体的には、今は
4は、リトルピシュナでスケールやアルペジオなどを練習する。(ハノンでもよいと思いますが、私はリトルピシュナを昔から使っています)
5は、
相対音感トレーニング、耳コピー、
DTM(dominoをメインに使用)
をやってます。
そして、この領域を意識すると、コードの練習は、果たしてどこに分類されるのでしょうか?
ふと考えてしまうわけです。
結論としては、コードの練習は、
4.テクニックや基礎練習
5.音楽そのものの学習
の二つの領域に関わるようです。
コードネームを見て、パッとコードが弾けるというのは、4のテクニックです。単純なコードだけでなく、オシャレなコード、ストライドなどの難易度の高い弾き方、と、難しいテクニックがいろいろあります。
そして、コードと、メロディのコンビネーションを身につけるのは、アレンジなど、音楽そのものの理解です。これが5の領域。
というわけで、コードの練習は、ピアノを学ぶ上で、かなり効率のよい練習方法なのだ、と思われます。
効果的なコード練習方法を考える。
次に、どうしたらコードの練習が効率よく出来るか、を考えてみました。
よくあるメソッドとしては、サークルオブフィフス、と言われる、C F Bb Eb Ab Db Gb B E A D G の順にひたすらトレーニングしろ、みたいなことが推奨されています。
これは、私も取り組んでみましたが、挫折しました。むしろ遠回りになるのでは?と考えるようになりました。
これは、例えるなら、英語を勉強する人が、いきなり辞書を頭から覚えるようなやり方に近いです。
それよりも、実際の文を読んだり、会話を聞いたりして、出て来た単語を少しずつコンテキスト(文脈)の中で身につけるべきでは?という考えに至りました。
ここで、コードについて大切だと思われることが2つあります。
1.コードは単独では意味が明確にならない。曲の流れの中で機能する。それはコード進行、と呼ばれる一連のコードの流れを意味する。
2.メロディとコードの関係性の理解が大切であり、コードだけが弾けるようになっても、実際の演奏には、イマイチ役に立たない。
つまり、具体的には、
曲を使って練習すること。
メロディも弾くか、歌うかして、コードと一緒に味わうこと。
これが練習のキモかな、と思っています。
その為には、好きなアーティストの曲を題材にすればいいと思いますが、できればメロディが素直で美しいタイプのアーティストを選ぶのがオススメです。
私のオススメを書きます。
岡村孝子さんは、ピアノの弾き語りが学べるのでオススメ。
知る人ぞ知る系では、崎谷健二郎さん。
この人のアーバンポップサウンドは神です。
AKB48もよいような気がします。素直なメロディの割に、いろんなタイプのアレンジがあります。ファンク、ロック、フォーク、バラード、など、意識されてる音楽ジャンルが多様なのです。
洋楽だとABBA。
ベニーアンダーソンという天才作曲家兼キーボーディストを擁する最強のバンドだと思います。
あの路線で行くと、
ビー・ジーズ、カーペンターズもメロディが綺麗ですよね…。
ちょっとクセのあるところだとクイーン。
ドラマティックで奇抜な曲の展開もあり、耳コピ能力が覚醒すると思います。
ボーカルが高く評価されるフレディマーキュリーは、実はピアノも弾きます。
弾き語り系だと、ギルバートオサリバン、エルトンジョン、ビリージョエルが3巨頭として私の中でかくりつしています。
ビートルズもよいのですが、バンドサウンドとしてギターが多いので、曲を選んで取り組みましょう。
今回の記事は、今週忙しかった為、外出先からのスマホ更新になってしまいましたが、暇があったら資料を付け加えたり、加筆しますので、気長にお待ちください。
お読みいただきましてありがとうございます。
次回の更新は5月25日(土)になります。