ピアノが好きすぎるブログ

毎週土曜日に更新しています。

§0 ②「2人の先生」と「ミッシングリンク」の正体

こんにちは。

拓也さん@天音理心流©︎ です。

↑痛々しい?

 

前回の記事の続きです。

 

前回の記事

§0① 何年も練習してるけど「今弾けるのは今練習してる曲だけ」 - ピアノが好きすぎるブログ

 

でわたしは

 

「なぜ3ヶ月前に練習した曲を今、弾けないのか?」

 

という問いを立てたのでした。

 

今回の記事は、わたしのたどり着いた回答です。

 

ちなみに、ですが、タイトルの

ミッシングリンクという言葉は、

生物学用語で、

進化の過程をつらなる鎖として見た時に、連続性が欠ける部分を指すのです。

 

なんかカッコいいので、

それで使ってみただけなんです…(笑)

 

この記事の背景にある「2人の先生」のお話。

 

10年くらい前に、ジャズピアノをある方に習ったのですね。

「枯葉」とかそういうのを(笑)

 

そのとき、

「曲を覚えちゃって」

と言われたんですね。

 

わたしは、覚えるのが全然出来ませんでした。

「すみませーん、まだ覚えられません」

とか言って、、、

コードとメロディが書いてある

「リードシート」を見ながら弾いてましたが…。

 

「曲を覚えた方がいいんでしょうか?」

と尋ねると、

 

「楽譜を見て弾くと、頭を使わなくなるから」

「音楽やるのに目がよくなってもしょうがないでしょ?」

「辻井さんとかレイチャールズとか、音楽がスゴい人って、目が見えない人が多いよね?」

 

みたいな「すさまじいパンチライン」が飛んできました。

 

そういえば、わたしはひどい近眼なんですけど、

将棋道場に通った時も、

席主の先生から

 

「拓也さん、目が悪いんだね。

じゃあ、将棋、強くなるよ!」

 

という謎の太鼓判を押していただきましたね。

わたしはその将棋道場で

10級から二段まで昇級しましたから、

一応は席主の先生の予言は当たったことになりますね。

 

話をピアノに戻すと、

 

ジャズピアノの先生は、

①楽譜を見ないでいろんな曲が弾けて、

②見事なインプロビゼーションを弾かれたりするのですね。

 

どんなにあの見事なピアノに憧れたことか…

憧れ以外には、感想がなかったな…。

 

でも、先生は、

 

どうやったら曲を覚えられるか、

そこを具体的に教えてくれなかったんですね。

(今思えば、そこを教えろよって、思いますね)

 

先生は、明らかに音楽の才能がある方で、

わたしのような凡人が曲を覚えられないのがなぜなのか、

まったく理解できなかったのかもしれませんね。

 

わたしは、

基本的に

「現実世界で仕事で成功する、出世する」

みたいなルートを大きく外れていたこともあり、

ホントはずっとその先生の元で

生きがいとしてジャズピアノを習って、

人生を通して音楽の泉に浸っていたかったのです。

既に、モテたい、みたいな煩悩にも悩まされなくなってましたし…(笑)

 

が…。

 

先生とは死別してしまいました。

 

悲しい思い出です。呆然としましたね。

 

曲を覚えて、しかも忘れないためには

どうすればいいんだろう?

 

そんな疑問が残されたまま、

YOUTUBEの動画投稿をしながら

一人でピアノを弾いていましたね…。

 

「頭を使う」っていうのが大切なのは

ヒントとして示されています。

 

うーむ。

頭を使うって…?

 

さて、時はさらに20年前に遡ります。

場所は日本です。東京都のT市というところ。

 

その頃教わったピアノの先生は、

短大でクラシックピアノをやって、

後にポップスに転向?

した経歴の方でした。

 

その時のレッスンは、

ポップス曲の楽譜を見ながら弾く、という

いわゆる普通の教え方だったのですが…。

 

わたしは読譜が遅いし、

ピアノの演奏スキルがそもそもないので、

 

ちょっと上達する感じはしなかったです。

 

その方は妙齢の女性の方でしたので

「お姉さん先生」と呼ぶことにしましょう。

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ジャズピアノの先生はおっさんだったので、

シンプルに「おっさん先生」でいいかな。

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思えば、お姉さん先生は、

おっさん先生とは対極の教え方だったと感じます。

同じようにポピュラー曲を素材にしているのに、

どうしてこうも違いが顕著なのか、

今思うと謎ですが…。

 

たぶん、ですが、

世の中でふつうにピアノを習ってる人は、

わたしが「お姉さん先生」に教わったような

やり方で学んでるケースがほとんだと思います。

(いわゆる、クラシックピアノ的なレッスンというべきか)

 

ちなみに、わたしは

「お姉さん先生」に教わっていた時期に、

 

「タイ嫁との国を超えた恋愛」に

巻き込まれてしまいました。

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わたしもその頃は、若い男でしたからリビドーには勝てませんわな。

という流れで、ピアノには、一時的に興味を失ってしまったのですね。

 

(今思うと、中学レベルの英語しかわからないのに、どうやって外国人の彼女とコミュニケーションしていたんでしょうね…?愛って不思議だわ~、と感じます)

 

そんな人生の「春の嵐」にのまれる中で、

「お姉さん先生」のレッスンも

辞めちゃいましたね(笑)

 

さて、以上が「2人の先生」のエピソードです。

 

「おっさん先生」は、

たしかに「ミッシングリンクの正体」を知っていたはずなのです。

 

しかし…

それを言語化して教えてくれなかった…。

そして、それこそがわたしが求めていたものだった。

 

わたしの書く記事には、そんな2人の先生、という背景があります。

 

カラオケするの?じゃあ、歌えるんだね。

 

「おっさん先生」に、ある時、

「拓也さん、歌は歌える?」

と聞かれました。

「ジャズは歌えませんけど、尾崎豊みたいなのなら、カラオケで歌いますねー」

と答えました。

 

「じゃ、大丈夫だね」と、安心したように言われました。

(コイツはよほど音痴だと思われてたのだろうか?)

 

「おっさん先生」は、ジャズボーカルのレッスンもしていたようで、

その流れで聞かれたような気がする。

 

ジャズボーカルの生徒さん?に何かの(たぶん酒の)席で会った時に聞いたのですが、

その子は、レッスンの時におっさん先生に、

「別れたオトコを思い出して歌いなさいw」

などと指導されていたらしいんですね。

わたしは一度もそんな情熱指導を受けたことなかったので、

その子が羨ましく思えたのです。

おっさん先生は、わたしが恋愛なんか分からないだろう、と思っていたのでしょうね。

 

「先生、ボクにそういう教え方したことないですねー」

って、なんか、内心、拗ねてしまいました。

(以上、思い出話)

 

 

今思うと、曲を覚えるも何も、

 

カラオケで歌えるってことは、

もう既にその曲を覚えてるってことなんですね。

だって、覚えてないと歌えないもん!

 

天音理心流©︎では、

ピアノでも「原曲がボーカルの曲」から練習を始めることを推奨しています。

 

そしてその最初のステップは

「鼻歌でその曲のメロディをちゃんと歌えること」

です。(これは、今後の記事に書きます)

 

質問しますが、

 

あなたが3ヶ月前に練習した曲をピアノで弾けないとして、

じゃあ、その曲を鼻歌で歌えますでしょうか?

 

 

多くの人はYesと答えることでしょうね。

もし、歌えるとすれば「実は覚えてる状態」です。

 

Noなら、それはかなり問題ww

「音楽への取り組み方が根本的に間違っている」可能性が高い(笑)

 

では、次に湧き上がる疑問は、

 

鼻歌で歌えるメロディが、どうしてピアノで弾けないんですか?

 

ですね?

 

その答えは、

 

「鼻歌のメロディ」と「それが何の音か」が結びついていないのが原因です。

だから、正しい鍵盤を押せないんですよ。

 

具体的に、ミ、なのかファ、なのか、

それがわかることが肝心。

 

鼻歌をドレミで歌えなければ、どうなるか?

 

レッスンでマルをもらうためにヒイコラ練習した、あの記憶に頼るしかありません。

 

たしかこの黒い鍵盤だったよな、とか。

親指、人差し指、中指の順に動かすんだったよな、とか。

 

そして、「記憶」なんてモノは、時間がたてばなくなるのです。

たいして当てにならないんです。

3ヶ月も経てば、忘れてるのはむしろ当然なのです。

 

まとめます。

 

ミッシングリンクの正体。

 

それは、

 

①鼻歌で正確にメロディを、歌えること

②そのメロディがドレミでわかってること

です。

 

そこが一番大事です。

 

そして、①②を実現するために

ピアノという楽器は不要なんですね。

 

ピアノはなくてもいい。

というか、ない方がいい。

 

え? あれ?

 

ピアノ教室って、

ピアノの弾き方を教えるところですね?

 

だから、

こういうことをやらないんだと思いますね。

 

子どもさんがピアノ教室に行って、

鼻歌ばかり歌ってたら、

保護者の方は不満でしょう。

 

「先生、ちゃんと教えてください!」

 

になっちゃうよね?

 

習ってる本人も、

 

「先生、ピアノを教えてよっ!」

 

そう思うでしょうからね。

 

だから「ピアノを物理的に演奏する」以外の肝心な部分が無視されちゃう。

大人の事情ってやつですね。

 

じゃあ、また話を将棋に例えると、

 

駒をパチっ!と動かすのが将棋だと思ってるのが、

まあ世間一般の人ですね。

 

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「月下の棋士」連載当時、氷室将介のマネをして初手に端歩を突くガキどもが全国の将棋道場で大量発生した。

 

でもね…

実は、将棋の強い人って…

 

頭の中で駒を何手も動かして先のことを考えてるんですね。

頭の中ですごいことが起こっている。

でも、それは目に見えないし、音にも聞こえない。

将棋を知らない人にはまったくもって分からない。

 

それと、ピアノの話は、なんか似てますね。

 

同じようなカラクリになっているんです。

 

だ、か、ら、

ピアノ教室に行って、ピアノを習っても

 

「今弾けるのは、今、練習している曲だけ」

などという現象が起きてしまうのですね。

 

次回は、天音理心流©︎は、忙しい現代人にピッタリのメソッドなので、そのあたりのことを書いていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

 

◇今週、投稿した動画↓

 

 

◎天音理心流© 目次ページ

 

次回の更新は1月22日(土)になります。

 

 

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