拓也さん@天音理心流©︎ です。
最近は、過去記事のリライトをちょくちょくやっています。Googleアナリティクスの分析からわかった「いまだに読まれている人気記事(笑)」だけに絞ってリライトしております。
その過程で分かった、意外なこと。
わたしは、無料♡楽譜作成ソフトのMuseScore(ミューズスコア)について、自分用のメモみたいなしょうもない記事をいくつか書いたのですが、意外にも読みに来る方がいらっしゃるようなのです。
へえ…MuseScoreについて読みたい人がいるんだ…
そう思ったので、
「ピアノ系ブロガーさん向け・MuseScoreの使い方」についてまとめてみました。
どうぞお読みください。
MuseScoreについての雑だけど本質的な説明
まずは、MuseScoreって何なの?というお話からスタートです。
MuseScoreの用途
「楽譜作成ソフト」です。
世の中で「音楽ソフト」と言われるものは
- DAWソフト
- 波形編集ソフト
- 楽譜作成ソフト
といった辺りがメインになるかと思うのですが、用途が違います。
DAWソフトは、楽器のレコーディング、MIDI、ミックスなどを全部行うものです。
波形編集ソフトは、完成した音声ファイル(wave,mp3)の編集や音質調整に使うことが多く、MIDIやVSTの機能はありません。
Musescoreは「楽譜作成ソフト」ということでして、用途は「楽譜を作ること」ですね。作った楽譜を再生することもできますが、そこはあくまでオマケの機能です。
まずはそこを理解しましょう。
そして、MuseScoreは無料で使えるためか、ネットで情報をよく見かけるので、使い方がわからなくてもすぐに調べられます。
【有料の楽譜作成ソフトについて調査】
有料のソフトもあることはあるのです。(ニッチなジャンルですけど)
プロの楽譜作成業者が使うのだろうか?と想像します。
SIBELIUSが驚くほど高額です。
(なのに評価が微妙なのが気になります)
↓お金の使い道に困っている人は、話のタネに買ってみるといいかもしれません。
MuseScore登場以前は、Finale MakeMusicというソフトが定番みたいな扱いでした。
(わたしもFinaleシリーズ、ダウンロード版を購入した経験があります。パソコンが壊れてそのまま紛失したような気がします)
Musescoreの入手先や書籍の情報
【MuseScore公式】
ダウンロードはこちら(Mac,Windows,Linuxに対応)
https://musescore.org/ja/download
マニュアル(ハンドブック)
https://musescore.org/ja/handbook
です。
【書籍から学びたい人向け】
どうしても書籍がいいという方向けに。
MuseScore使いの前提知識は「楽譜の読み書きができること」
さて、次に、ですが、
楽譜の読み書きができないとMuseScoreは使えません。
(楽譜を読めれば、自然に書けるようになると思うのですが)
その辺が不安な人は、これを機に書籍で楽譜について学ぶのもいいと思います。
Amazonでレビューが多い、信頼の「できるシリーズ」の本がよさそうです。
できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門 (CD付)
英語に苦手意識がない人は、ポピュラー音楽理論の基礎を学びながら、楽譜の読み方もマスターできる、Berklee Music Theory Book1をオススメします。(どちらかというと音楽理論寄りで、楽譜の読み書きは、その過程で副次的にマスターできる、という印象)
Berklee Music Theory: Book 1/ Basic Principles of Rhythm, Scales, and Intervals
天音理心流©(ブログ主がこのブログに書いているオリジナルピアノ演奏メソッドです)は、耳コピーを重視し、楽譜はあまり使わないのですが、それでも、楽譜の読み書きの必要性は否定できません。
楽譜は、他の人とアンサンブルするときに、曲の構成、メロディ、コードなどの情報を共有するのにもっとも一般的です。
ピアノ楽譜を学ぶことで、効率的にピアノアレンジの技法を習得できます。また、音感がまだ十分に育っていない段階では、楽譜を頼りに曲やアレンジを練習せざるを得ないです。
大まかに、この2つがわたしの実感する「楽譜が必要な理由」です。
音符がギッシリ詰まったような楽譜を初見演奏してしまうような超人的テクニックは、ジャズ・ポピュラーピアノ勢には、さほど必要ないと思っています。
ブログ過去記事をざっと振り返ってみる。
当ブログのMuseScore過去記事を時系列でまとめてみました。
順番で読んでいくと、MuseScoreのことがザックリ分かると思われます。
①2016年
MuseScoreの使用を開始。新しいおもちゃを入手した子どものように、MuseScoreをいじっていました。
「ミューズスコアmusescoreをダウンロードしました。」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2016/11/19/203808
(内容)当時はMuseScore2でした。
「ミューズスコアMuseScoreで「キラキラ星」の楽譜作成。」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2016/11/21/220330
(内容)キラキラ星の楽譜を作ったという体験談を書いています。
「ミューズスコアMuseScoreで「あなたとクリスマスイブ」のコード譜を作ってみた。
https://www.pianosukisugi.com/entry/2016/11/28/222630
(内容)コードシンボルの入力方法について書いています。
「ミューズスコアMuseScoreで8小節のメロディを作曲してみた。」https://www.pianosukisugi.com/entry/2016/12/01/222432
(内容)フルート、ギター、ドラムの構成で作曲の練習をした体験談です。
ミューズスコアMuseScoreで「ラストクリスマス」のコード譜を作ってみた。
https://www.pianosukisugi.com/entry/2016/12/07/230506
(内容)当時はMuseScoreでコード譜を作るのにハマっていました。
②2017年
この時期は、MuseScoreのサイトでユーザーが共有している楽譜を漁っていました。もちろん無料です。
「ミューズスコアMuseScoreのアカウントを作ってみた。」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2016/12/11/125607
(内容)MuseScoreのソーシャル機能(楽譜アップロードなどができる)にも興味が出てきて、アカウントを作成した話。
「ミューズスコアMuseScoreで「無課金」の楽譜を探しましょう。」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2017/12/23/085638
(内容)MuseScoreのサイトは、無料楽譜の宝の山でした。
「ミューズスコアMuseScoreはPCキーボードで音名入力可能です。」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2017/03/03/233000
(内容)MuseScoreの操作メモ。キーボードからの入力方法について。
「ミューズスコアMuseScoreで全休符を消したいんですけど...」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2017/11/25/000000
(内容)MuseScoreの操作メモ。デフォルトで入ってしまう全休符の消し方。
③2019年~現在
あまり使わなくなってしまった時期です。耳コピ演奏を本格化させた時期とダブります。ふだん楽譜をあまり見なくなりました。
ミューズスコアMuseScoreで、書いた楽譜を公開してみました。
https://www.pianosukisugi.com/entry/2019/04/13/160000
(内容)なんとMuseScoreに自作のピアノアレンジを投稿しちゃったお話です。
「耳コピーで楽譜にしやすい曲、しにくい曲。」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2019/11/30/174049
(内容) スイングや16分音符のメロディは記譜が難しいというお話です。
「実はいろいろ使えるMuseScoreミューズスコア」
https://www.pianosukisugi.com/entry/2020/02/22/150117
(内容)簡易的なドラムパート作成、ミキサー、パート譜印刷などの説明です。
これからのミューズスコアMuseScoreとの付き合い方
この2年くらい、ミューズスコアから離れていました。
これは、相対音感トレーニングが徐々に実を結んだことが大きいです。
ピアノの練習をするときに、メロディを聞くと、音使いが変態的ではない曲なら、だいたいドレミ、、、で音がきこえるようになってきたのです。
それで、楽譜を見る機会が減りましたね。
つまり、今までだと
「ピアノの練習をするぞ」と思うと、「まず楽譜を開いて」だったのが、今では
曲を脳裏に思い浮かべて、その音が何なのか考えて弾くようになったのです。
これでは、楽譜作成ソフトの出番はありませんね!
その一方で
ブログ記事用に楽譜があった方がいいな、と思うことが多くなりました。
天音理心流©︎ の記事を充実させていきたいので、音楽の説明的な記事をいっぱい書きたいのですね。
今後は、ブログ記事用にMuseScoreを使うので、また新しい記事を書く機会もあるかな、と思っております。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。