ゆう@天音理心流 です。
新年ですので、新シリーズ「これからピアノを始める大人の方へ」を書いていきます。
というのは、わたしもピアノを始めたのが高校生くらいで遅かったので、
いろいろ手探りで時間を無駄にしたと思うんですね。
始めの段階で知っておきたかったなあ、という知識をまとめてブログ記事にするのはきっと意味がある、役に立つ、ということで始めていきます。
免責事項、ではないですけど、クラシックピアノではありません。
ジャズ・ポピュラー系の話であることをご理解ください。
第1回は「楽譜について」ですね。
目次です。
そもそも、ジャズ/ポップスでも楽譜は必要か?
楽譜は曲の設計図のようなものですが、クラシックピアノとちがって、「ジャズ/ポップス」では楽譜って必要なのでしょうか?
有名な話では「ビートルズは楽譜が読めなかった」と言いますし。
わたしは、「ある程度は必要だ」と思います。
「ビートルズ楽譜読めない説」だって、彼らの天才性を強調するためのネタかもしれませんね。
楽譜の入手方法は?
楽器店などで、実物をチラ見してから買うのが一番失敗がないと思います。
しかし、わたしのように
・ディズニーソング
・ビルボード系の洋楽
あたりを弾くのであれば、実はネットの海にいくらでも転がっています。
(著作権などの関係でグレーかもしれませんので、気をつけてください)
ChatGPTに検索ワードを聞くと
ディズニーピアノの場合
- "Disney sheet music free PDF"
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ビルボード系の場合
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- "Classic pop songs sheet music free PDF"
がよいそうですので、無料で始めたい人はいろいろ探してください。
ジャズ/ポップス系のピアノ楽譜には4タイプある説
わたしは、大きく4タイプの楽譜が存在すると思っています。
タイプ1 かんたんな楽譜
「かんたんな楽譜」というのは、画像のような、単音メインのものです。
わたしが好んで使うのは、このような「かんたんな楽譜」です。
それで、多くの場合、「かんたんな楽譜」にはコードネームが書いてないことが多いです。たぶん、下手にコードネームを書くと利用者さんを混乱させるからかな、と推測します。
タイプ2 ちゃんとアレンジした楽譜
演奏スキルを持った人が使うことを前提としているのでしょう。
同時発音数も多く、右手にも重音が出てきます。
これは、ピアノの練習を何年もやって、スキルが上がってきてから使う方が無難です。
しかし、自分で演奏はしないけど、ピアノアレンジの方法を学ぶという目的で使うというのに、いいと思います。
わたしは、もしお金を出して楽譜を買うなら、このような楽譜を買います。
タイプ3 ボーカルの歌詞つきの楽譜
ビルボード系に多いのですが、歌詞が書いてある楽譜も見かけます。
「弾き語り」にも使えるように、というコンセプトですね。
多くが、ボーカルメロディ(歌詞つき)、アレンジした2段譜、と3段譜になっています。タイプ2の派生形と考えていいでしょう。
タイプ4 リードシート
ジャズミュージシャンがよく使う楽譜です。
これは、今までとまったく違います。
メロディとコードネームだけが書いてあって、「右手、左手」のような2段譜ではないことが特徴です。
これは、ピアノを始めたばかりの人にはおすすめしません。
ジャズは、楽譜どおりに弾かないのです!
(え、、、?)
メロディをリズムに合わせてフェイクして弾きます。
コードも「Cm」と書いてあっても「ドミbソ」ではなくて、
「ジャズコード」を弾いたりするのです。
じゃあ、ピアノを始めるあなたにおススメなのはどれ?
結論としては、「タイプ1」です。
なるべく、メロディが単音で、同時発音数が最大で「3」くらいの楽譜を選ぶのが吉です。
というのは、わたしは理想が高くて、難しい楽譜に取り組んで、けっきょく1曲も弾けないという悲しい時期が長かったからです。
大人になってからピアノを始める方は、楽しむためにピアノを弾くのですよね?
なるべく「敷居を低くする」のがいいと思います。
弾けると楽しくなってきます。
楽しくなるとモチベーションが出てきます。
モチベーションがピアノを学ぶ原動力です。
その後、徐々に「タイプ2」に取り組んでみてください。
弾けなくても、中級になるとこうなるんだな、と鑑賞するだけでもいいと思います。
あなたにピッタリの楽譜に出会えますように。
では、最後までお読みいただきましてありがとうございます。