(2024/08/03加筆修正)
ゆう@天音理心流です。
この記事はユーチューブの動画と連動していますので、
動画から来た人もいるかもしれませんね。
6月11日、6月17日、7月17日の3回にわたって動画投稿しています。
インプロビゼーション(即興演奏)をこれから始めたい
という方にぜひ読んでいただきたい記事です。
まずは左手の弾き方からです。(準備編)
ブルースのコード進行の説明です。
コードを左手でどうやって弾くか。
さて、インプロビゼーションをするにあたって、まず大切なのは、
コード進行がわかる土台的なものをしっかり作ることです。
今回は、「サンナナキュー」「ナナサンジューサン」と呼ばれている
弾き方を動画で説明しています。
インプロビゼーションを始めるにあたって、
コード進行がわかる土台的なもの は「ウォーキングベース」もおすすめです。
「ウォーキングベース」については今、動画を作っているので、出来たらリンクを貼りますので、お待ちください。
「目印」と「パターン」でインプロビゼーションする理由
この動画で、具体的なブルースのインプロビゼーションの方法を解説しています。
まず、最初に。
わたしを含めて、多くの人がインプロビゼーションできない理由はカンタンです。
それは「やり方」を知らないから、です。
「やり方」さえ知ってしまえば、
誰でもある程度は出来るようになるのですが、
そのような有益情報が世の中にあまり出回っていないのですね。
そして、わたしがこの記事に書く「やり方」は
答えの一つになりうると自負しています。
「人差し指」を「目印」に置く。
非常に上手い方法が、「目印」を作ることです。
動画では「右手の人差し指」 を、
コードがCのときは「C」
コードがFのときは「F」
コードがGのときは「G」
に「置く」ことを始めに紹介しています。
「人差し指」には、理由があります。
「それ」って何かを指さすときに、人差し指を使いませんか?
つまり、「何かを指さすときに人差し指を使う、という人間の自然な行動」をピアノ演奏に落とし込んでいるのです。
Cコードのときは人差し指をCに乗せる。
それだけをまずはトレーニングします。
ほとんどの人は、すぐに出来るようになるはずです。
「パターン」が変化を作る。
次に「パターン」という概念が出てきます。
「上昇パターン」
「シンプルパターン」
の2つ、ですね。
インプロバイザーは、この2つのパターン、
どちらを使うか、が 自由意思に委ねられています。
あるいは「休符」にして無音にすることもできますね。
パターンが一つだけだったら、それこそ「ワンパターン」な演奏です。
でも、もし「パターン」が2つ、3つ、と増えていったら?
バリエーションはどんどん増えていきます。
毎コーラスごとに、違う演奏が出来ますね。
その時の気分で、思いつきで、パターンを選び取るのです。
昔のシーケンサーQYシリーズに相通じる
昔、コードを指定すると、かってに伴奏を作ってくれる
QYシリーズというシーケンサーがありました。
あれは、
①「フレーズ」がまず存在する。
②「フレーズ」を「コード」に合わせて移調する。
そういうやり方で伴奏を作っていました。
つまり、「プログラム」ですね。
シーケンサーの伴奏作成は「プログラム」なのです。
この動画でやっていることも、
ドレミファソラシドの世界で「プログラミング」をしましょう、
ということなのですね。
音楽は自由だ、という考え方はステキです。
しかし、何か「材料」がないと何も作れないこともまた事実です。
「パターン」はまさにその「材料」なのです。
クラシックピアノに「インベンション」と呼ばれている作品集があります。
「インベンション」も「短い主題」(この記事でいうと「パターン」に該当)が3度上、5度上、長調の主題が短調に、などなど、、、
手を変え品を変え、繰り返し現れて、曲が展開してゆくのです。
このように、パターンを巧みに使うという手法は、昔から存在していたものと
推測されます。
「ポジション」という考え方。
この動画がシリーズ最終回です。
「クルクルパターン」という新しいパターンを覚えます。
⤵︎クルクルパターンです。
「上昇パターン」「シンプルパターン」より難しいですね。
そして、各パターンは5度上に移調しても使えるのだ、という
話が展開していきます。
元のパターンを「ルートポジション」
5度上の移調されたパターンを「5度ポジション」
と説明しています。
下は上昇パターンの例を図解したものです。
さて、この記事を読んでしかも動画まで見ていただいて、
3つのパターン
- 上昇パターン
- シンプルパターン
- クルクルパターン
2つのポジション
- ルートポジション
- 5度ポジション
を身につけたあなた様は、
「天音理心流 ブルース・インプロビゼーションの奥義継承者www」
に認定させていただきます。おめでとうございます👏
最後は「北斗の拳」みたいに書いてしまいましたが、
この記事がインプロビゼーションをする方にハードルの低さと希望を与えられたらいいな、と
願っております。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。