ゆう@天音理心流©です。
YouTubeにピアノの弾いてみた動画を投稿したり、
オリジナルピアノ演奏メソッドについて、
ブログを書いたりという活動をしています。
ピアノかギターか迷っている方へ
世間でポピュラーな楽器というと、ピアノ、ギターが並び称されるというか、
よく比較されますよね?
それで、どっちをやろうかな?
そう思う人、多いんじゃないかな、と思います。
↑こんな感じで、ブログ主の部屋にはピアノとギターが仲良く共存しています。
性格的なことにもよるのでしょうか。
将棋と囲碁をどちらもプレーする、など、
わりと似たようなものを嗜む性格です。
歴としては、16歳くらいで
ピアノ(カシオトーンだけどね)を始めました。
ギターは19歳くらいから並行して練習したのですね。
そんなわたしが、実体験から思うところを語っていきたいと思います。
そもそも、なんでピアノだけにのめりこまなかったか、というと
当時やりたかった音楽のジャンルに問題があったと思うのです。
その頃、ビートルズやローリングストーンズのような、古いブリティッシュロックが好きだったので、ギターでそういうのを弾きたかったのでしょうね。
でも、その後、音楽の趣味が変わってしまいました。
- 90年代のカラオケブーム。小室サウンドをパソコンで作りたい。
- 久石譲やエリックセラみたいな映画のサウンドトラックに興味を持つ。
- ピアノ弾き語り系(エルトンジョン、ギルバートオサリバン)よいな。
と思うようになりました。
この辺りで、一気にピアノへのより戻しが来ました。
その後はさらに音楽の趣味が変わりました。
- ジャズピアノのエバンスやオスピーのような「音楽神」系。
- BGM的な心地よさがあるスムースジャズ系。ケニーG的な。
- 「初音ミク」「UTAU」などボカロ曲を素人が動画サイトにあげてる系。
を聞いて楽しむようになりました。
もはやギターをやる理由は完全にないですね。
パソコン(DAW)の使い方を覚えないと、プレーヤーになれないジャンルも出てきました。まさかパソコンが楽器、みたいな時代が来るとはね。
以上の自分の中の音楽史を踏まえて、
【最終結論1】
ギターバンドをやりたい人は、素直にギターにしましょう。
ギターバンドにこだわりがない人はピアノを弾きましょうよ。
(ロスロンリーボーイズやサンタナは今でも好きです)
ギターとピアノ、難しいのはどっち?
わたしは、ギターを始めたばかりの頃、
ギターをちゃんと弾けるようになりたい、と思いました。
というのは、中学、高校くらいの時によく見かけた
「女子にモテるために(※)ギター始めました(笑)」的な
にわか勢な友人のプレーを見て思ったのです。
コード奏法しかできず、しかも運指がぎこちなく、
これじゃあ「独学」でやってもダメだな、と思わせるには十分でした。
(※)ところで「ギターはモテる」という謎な思い込みが、ブログ主の若いころは存在しました。
個人的にはギターとモテには、まったく関係性はないと思うのですが。
当時は、福山雅治やミスチルのギター弾き語りなどを、モテ目的で練習している人が多かったように記憶しています。
そこで、ギターの基礎を学ぶために
クラシックギターのサークルに入って、
プロの先生に習ったりしました。
当たり前ですが、プロの先生は神のように上手で、レベルが違いましたね。
一芸でメシを食おうという人のレベルというのは、恐るべきものがあります。
それで、なんですけど
クラシックギタリストが憧れてよく練習する曲に、
ジョンウィリアムスというギタリストが弾いた
カヴァティーナ(Cavatina)という曲があるんですね。
ピアノで言うと「渚のアデリーヌ」みたいな立ち位置の曲です。
アルペジオを弾きつつも、その合間にメロディを入れてゆくという
なかなか技巧的な曲なのですが、
にわか勢が使う、ローポジションのコードフォームではなく、
ハイポジションでアルペジオを弾く箇所が多いのです!
クラシックギタリスト・ゆう はこの曲をマスターしよう、と思いました。
…無理ゲー でした(*´Д`*)
これは今思うと信じられないのですが、、、
「クラシックギター名曲集」みたいな楽譜でこの曲を見ただけで実際にこの曲を聞いたことがほとんどなかったのです。
そもそもどういう曲かわからんと練習にならないよな。
そう思いました。(当時はYouTubeのようなものもなかったのです)
せめてメロディの流れだけでも覚えようと思って、ピアノで楽譜を弾いたところ、、、
え!? 練習してないのにピアノだと弾けるじゃん!!
しかも、アルペジオとメロディ同時弾きチョロいじゃん!
ということに気がついてしまったのです!
それと同時に、
ギターやめよう、と思ってしまいました。
念のためいうと、
ギター版「カヴァティーナ」は村治佳織さんがコンサートで弾くくらいの、
まあ「人前で弾いて、フツーに感心されるレベル」の曲です。
しかも、クラシックギターの「哀愁があってやさしい音色」にもピッタリ。
ピアノ版よりギター版の方が音色的に聞きごたえがあると感じます。
【最終結論2】
演奏難易度はギターの方がピアノより断然難しい。
特に、アルペジオとメロディ両方弾く曲で顕著な差がある。
演奏難易度でギターとピアノを比べるのはギターに失礼なレベル。
注;)ピアノでも超絶難しい曲は当然存在します。
というか、クラシック音楽では特に、
ギターよりピアノの方がメインストリームな楽器なので、作曲も当然多いのです。
モーツアルトとかベートーベンみたいな、
だれもが知る作曲家がピアノ曲を書いています。
その点、「クラシックギター」は、マッテオカルカッシだのフェルナンドソルだの、聞いたこともないマニアックな作曲家の名前を聞くことになるでしょう。
ショパンの幻想はどーよ、とか、ラフマニノフだのカンパネラだの、
そういう達人用のピアノ曲は、また別の次元のお話とお考え下さい。
そんな大曲を弾けないわたしは語る資格がないことですし、
あくまで初中級のレベルでの難易度とお考え下さい。
ギターは難しく、ピアノは取っつきやすいのです。
ただし、言い忘れましたが、
弾き語り系はギターの方がカンタンです。
ギターだと、コードを弾く時の指の形(フォーム)が決まっていて、
それを左右にズラすといろんなコードが弾けるのです。
たとえばBmコードを1フレットずらすとCmコードになる、など。
その点、ピアノは簡単ではありません。
ピアノは黒白の鍵盤の凹凸があって、
半音ズレると違う景色が広がってるイメージです。
また、ピアノは、コードを広域アルペジオで弾く時の手首のポジション移動も関門です。運動神経が悪い人だと「頭では分かってるのに手が動かなくて出来ない」みたいなミスタッチを連発して凹みます。
2日だけピアノでカヴァティーナを練習してみた
この記事を書くにあたり、
ピアノ版のカヴァティーナを2日だけ練習してみました。
タイ生活のVLOGのチャンネルにのせておきましたので、
よかったら聞いてくださいね!(たいして上手ではないけど)
もしギターで同じ曲を練習したら、と考えてみます。
この動画くらいの内容をギターで弾けるようになるのに、2週間かかると思います!
心が折れて、かなりの確率で弾ける前にギブアップすることでしょう。
よくヤフー知恵袋などに
「ピアノは左右別々に手を動かすから、超絶にムズイよ!」という
ことが書かれています。
信じてはいけません!
ピアノは、ちょっと弾けるようになるだけなら、ハードルが低いのです。
どちらもやったわたしが言うのですから、間違いないです。
【結論】
2日間(ピアノ)VS 2週間(ギター)
ピアノの圧倒的勝利!!
迷ってるあなた、ぜひピアノを始めましょう!
ピアノは猫が鍵盤の上を歩いても音が出て、
ドレミファソラシドが順番に並んでいるのですからね。
追記
実は、2022年5月の段階で、ブログ主はギターを断念しています。
【ついでに】
「渚のアデリーヌ」も弾いてるのでどうぞ。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。