師匠の教え
今はアストラル界へ旅立たれてしまい、教えを乞うことができいのですが、師匠は、レッスンのときに楽譜を持っていくと
「曲を覚えましょう。暗譜してください」とよくおっしゃっていました。
師「曲は、できるだけ覚えて暗譜して弾くようにね」
私「先生! どうしてでつか?」
師「楽譜を見て弾くと、脳を使わなくなるからだよ」
私「つまり、目で見たものを何も考えずに弾くようになる、、、と?」
師「そうそう。音楽で大切なのは耳だからね。目ばかりよくなってもねぇ(笑)」
でも、私はダメな生徒で、うまく曲を覚えられませんでした(´;ω;`)ウゥゥ
メロディは、何回か弾くとわりと覚えられるのです。問題はコードでした。
今にして思うと、覚えられなかった原因は何となくわかります。
そんなお話を書こうと思います。
複雑すぎるボイシングが記憶の障害になる
たとえば、「枯葉」という曲があります。なぜかはわかりませんが、ジャズというと「枯葉」と「ブルース」からレッスンが開始されるという「伝統」があるらしいのですが、「枯葉」の最初の4小節のコードは「Cm・F7・Bb・Eb」です。
それをジャズのコードで弾きましょうという話でレッスンが進められてまして、
Cmは「ミb ソ シb ㇾ」
F7は「ミb ソ ラ ㇾ」
Bbは「ㇾ ファ ラ ド」
Ebは「ㇾ ファ ソ シb」と弾くようにということに、なってました。
(理由は説明するのが大変なので省きますが、ジャズピアノを習った人はならば、ああ、あれね、というようなことです)
で、がんばってこのボイシングを覚えて弾くのですが、たしかに手の形で何となく覚えるのですが、コードネームがスラッと出てこないのです。「単に手の形の記憶だけ」を引っ張り出して弾くようになってしまう、という感じでね。。。しばらくすると、なんか記憶があいまいになってきて、楽譜がないとダメ(´・ω・`)となってしまうのです。
わかります?
だって、初心者にとっては複雑すぎるんですね!
Cmが「ミb ソ シb ㇾ」なんですよ?
ルートの「ド」の音がないんですもの。。。つまり、自分が弾いているものがCmだと認識できないのですよ。
これがおそらくは覚えられなかった原因です。
わたくしの編み出した曲を覚えるテッパンな方法はコレ
そこで次のように曲を覚えることを提案します。
①右手は普通にメロディを弾きつつ、左手はコードのルートだけを全音符で弾く。
②左手でルートを弾くたびに、口でその音のアルファベット名をつぶやく。
注)1小節にコード2つのときは左手のルートを2分音符で前半、後半2回弾く。
これだけです。
例として、「枯葉」の最初の4小節は、
「シー、エフ、ビーフラット、イーフラット」と唱えながら、全音符で「ド、ファ、シb、ミb」と弾く。これでいいのだ。
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