電子ピアノってお持ちですか?
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わたしのお気に入りは個人的にはCASIOかな。CASIOのプリヴィアが欲しい。
CASIOのポータブルキーボードで鍵盤を始めたので、新鮮な気分を思い出す、思い出バイアスだと思うのですが。
電子ピアノって、ほとんどの機種にUSBポートがついてますよね。
あれってなんでついてると思いますか?
ピアノを弾くだけ、という楽しみ方をしている方は(知らんわ(*´▽`*))と思うかもしれませんね。
答え。あれは、パソコンにつなぐためにあるんですよ。
今回の記事はその辺のお話を書こうと思います。
パソコンで電子ピアノを録音するってどうやるの?
まず、「録音」っていうこの言葉がちょっと誤解を生むんですよね。
もちろん、電子ピアノの「音」を、音声出力のケーブルをつないで録音することはできます。可能です。
こんな感じのやつですね。これを使って、イヤホンジャックから先週書いた
YAMAHA AG06のRCA端子(赤白)に接続するというやり方です。
でも、そうやってる人って少ないと思う。わたしも試したけど、音が小さくて、あまりきれいに録音できなかったです。あとから編集も出来ません。
では、どうやっているかというと。
電子ピアノをデータの入力装置として使うんです。
それで、実際に音が鳴るのは、Reaperというソフト(正確にはVSTi)です。
「??」
ですよね、わかります。
じゃ、Reaperで電子ピアノを使うやり方行きますよ
まずは電子ピアノとパソコンをUSBケーブルでつなぎましょう。
それと、電子ピアノを持ってない人は、下のような小さい USB MIDIキーボード という製品があるので、これにしてもいいかもしれない。小さくて電源いらずなので、外出先でも(周囲からちょっと変な目で見られることを気にしなければ)、ノートPCにつないで使えますね。ノマドミュージシャンです!
25鍵のミニサイズ鍵盤なので、88鍵フルに使ったダイナミック演奏などはもちろんできないでしょうけど、DTMに特化したなかなかの一品です。
電子ピアノとパソコンをつないだら、そのことをReaperに認識させます。
Ctrlキーを押しながらPを押してください。
すると、こんな画面になりますね。
Audio の MIDI Devicesという項目を選んで、
inputをあなたが使っている電子ピアノを選びます。
ちなみに、outputはオーディオインターフェースにしておけばOKです。
いよいよ、音を出してみましょう。
まず、音を出すトラックを選びます。
もちろん、前提として「FX」というボタン(下の画像だと緑色のやつ)を押して、VSTiの設定は前もって済ませておくように。
じゃ、下の図を見ながらやってみて。
- 録音待機ボタンを赤くする。
- INを押してRecord input(audio or MIDI)を選ぶ。
- スピーカーのアイコンをONにする。
- Input MIDI>CASIO USB MIDI(あなたの使ってる電子ピアノ)>All Channel
これで電子ピアノで何か弾いてみてください。
たぶん、ちゃんと出来ていれば音が出ます。
そして、これ、よく起こる問題なのですけど、
電子ピアノを弾いて、音も出るけど、音が微妙に遅れてるよ!という現象(レイテンシー、と言います)が生じた人、いませんか?
そういう方は、ASIOドライバーというのが設定されていない可能性が高いです。
普通は、オーディオインターフェースを買うと、何らかのASIOドライバーがインストールされるので、それを選んどけばOKです。音の遅れ(レイテンシー)はほとんど気にならないレベルまで改善されると思います。
設定画面は、さっきのCtrlキー押しながらPです。
Audio>Device で Audio SystemにASIOを選択。(Wave Outになってるとレイテンシーが生じるはず)
ASIO Driverは、自分がオーディオインターフェースをセットアップした時にインストールしたドライバーを選択します。
ね、オーディオインターフェースが必要だよ、と言った理由の一つが、このレイテンシー問題なのです。そして、わたくしのイチオシは
でしたよね?また言うか(笑)
これで、快適に、電子ピアノを入力装置として、Reaper上でVSTi を演奏できるようになったと思います。
電子ピアノを弾いて、いわゆる「録音」(正確には「録データ」かな?)をすることもできます。
わたしは、ツイキャスやYOUTUBE配信もこのように
「ReaperなどのDAW」+「OBSのような配信系のソフト」
の組み合わせで配信するのが音質が良くて本当はいいと思っています。ただ、設定はメチャクチャめんどくさいです。そこが問題です。配信業を本格的にやりたい人向けのやり方ですね。
いかがでしたか?
オーディオインターフェースだけ投資すれば、電子ピアノで「無料」のReaperに演奏データを入力できることがわかりました。(別途USBケーブルは必要だけど。プリンターお持ちですよね?じゃ、プリンターをつなぐケーブルを使いまわせばタダです)
今日の記事のやり方で
電子ピアノの利用価値が大幅アップしますので、電子ピアノをもっていて、「ただ弾いているだけだよ」っていう方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
実際、音や演奏した時の快感は、生ピアノにどうしたって勝てないとは思うけど。
パソコンにつないでいろいろ出来るっていうのが電子ピアノのメリットと心得ましょう。
「パソコンわからんし」と言って、YoutubeやSNS見てるだけなんて宝の持ち腐れ。もったいないです。(ピアノ弾いてるだけの中高年に多い印象です)
それと最後に。
実を言うとここ数週間、DTMの話を書いてたらアクセスが減っちゃってですね。本当はReaperでのエレキギターの録音のことも書きたいのですけど、読みたい(あるいは、そんなもの読みたくない)って人がいたらコメント欄に書いてください。
反応を見ながら、次週の内容を考えていきたいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
次回の更新は3月9日(土)になります。