コンセプトとしては、
なるべくノートパソコン1台だけでお手軽にパソコンを使った音楽制作
投資しても5000円以下
ということで書いていきます。
DTMというと、オーディオインターフェースなどの機材を買いそろえて、とか、
プラグインシンセがどうとか、
妙に敷居が高い世界なのですが、
軽く遊びでやってみたいという
ライトユーザー層も潜在的には多くいると思うのです。
かくいう私がそうです。
そんな方向けの記事なので、
DTMガチ勢は、出てけ!
...
うそうそ笑
DTMはマラソンのようなもの
DTMというと、1曲何か完成させようと思うと、
膨大な作業量に圧倒されて、
何も完成しない。
そんなことになりがちではありませんか?
たとえていうとマラソンです。
42.195キロを走りぬくぞ、と思うと、
普通の人はげんなりしてしまうでしょう。
そこで、
まずは5キロ、
次のあの橋のところまで、
次の交差点まで、
みたいな
こまめな目標設定と、コース全体のマッピングをすると、
最後までなえずに完走できる、という話がありますね。
DTMにおいてもそうである、と私は思っています。
この画像を見てください。
これは、私の愛用しているCakewalk Bandlabの
「マーカーウィンドウ」。
まずは、
「カウント」「イントロ」「Aメロ」などとセクションごとに長さを測り、
マーカーウィンドウにすべて最初に打ち込んでいきます。
わたしはフルコーラスは打ち込みません(長すぎるので)
全体が3分くらいになるようにしています。
この98小節。3分14秒が、マラソンでいうと42.195キロである。
そして、それはイントロ1、イントロ2、Aメロ、、、に分かれている、という
全体の構成を把握するのですね。
これだけでも、だいぶ作業がやりやすくなると思っています。
さらに、
Ctrl+Shift+PageUp で前のマーカーの場所に移動。
Ctrl+Shift+PageUp で次のマーカーの場所に移動。
これを覚えておくと、
レコーディングしたい場所に瞬時に跳べるので、
すごく作業が捗るんですよ。
ピアノが上手くなりたいなら、DTMはあまり真剣にやらない
DTMの敷居が高い理由の一つが、
曲の中で使われるいろんな楽器の知識が必要なことです。
これが、まさにわたしが
DTMをメインの音楽活動に置かない理由
だったりします。
ピアノの名手になりたいと思っているので、
他のことにかまけている時間はないのです。
ちょっと、アドバイスなんですけど、
お子さんに、英語とか、フットサルとか、将棋とか、プログラミングとか、
とにかく何でもやらせる家庭ってありますが、
あれやると、だいたい何でも中途半端になりますね。
将棋なら将棋だけをやらせた方がいいと私は考えます。
だって、筋肉ムキムキの子どもが…
将棋教室なのに日焼けしてプロテイン飲んでるとか…
あなたも、それは何か違うと思いますよね?
やはり、メガネをかけててひょろっとした子どもの方が、
将棋教室にふさわしいんです。
それと音楽も同様でしょう。
ピアノならピアノだけやる、とか、
しかもジャンルを(クラシックとかジャズとか)しぼる、とかした方が、
中途半端にならずに、
上達するように思います。
しかし、、、DTMというのは、
音楽という趣味の中にあって、
なかなか異質なのです。
DTMというのは、
ドラム、ベース、シンセ、などの各種楽器や
周辺機器やソフトなどの機材類、
エレクトロ音楽に対する造詣、
さまざまな知識が要求されてくるのですね。
どれをとっても、
それぞれに専門家がいるような世界です。
真剣にかかわると「沼」になってます。
中途半端にいろんな知識を詰め込まされて、
けっきょくはいいピアノ弾きになれないのではないか?
そういう危惧が生じるのです。
この辺の事情が、わたしがDTMにあまり真剣になれない理由です。
(そうは言っても、楽しい趣味ですけどね)
ドラムは手で実際に演奏するのがよい
そんな中にあって、ドラムというのは、
まず最初に録音(というかデータ作成)されることが多い、
超基本の楽器です。
そのやり方なんですけど、
マウスでポチポチ打ち込むと、
いかにも機械です、という感じがして、
残念な結果になってしまうようなのです。
やはり、実際に演奏する時に
自然と出てくるグループ感。
歌の音符の譜割に合わせたオカズフレーズ。
その辺がリアルなドラムだと思うのです。
ドラムはマウスポチポチではなく、
実際に演奏することをおススメします。
とはいっても、
「ゆるいDTM」において使うのは、
もちろんホンモノのドラムではありません。
なんとパソコンのキーボードです。
それには「仮想コントローラー」というものを使います。
「A」バスドラム
「D」スネアドラム
「T」クローズハイハット
「U」オープンハイハット
「P」ライドシンバル
「O」クラッシュシンバル
「FからLまで」タムタム
パソコンのキーボードを叩く(押す、というべきか)と
上記のドラム音が出てくるはずです。
これを使ってバシバシと打ち込んで(演奏して)いきましょう。
わたしのやり方を参考までに書いておきます。
- セクションごとに演奏する。
- 「バスドラム、スネアドラム」「ハイハット、ライドシンバル」「その他」にパート分けして、別トラックとして個別に演奏する。
- レイテンシー(音の遅延)が発生したらあとから手動で直す
比較的かんたんに、
それっぽいドラムトラックが作れると思います。
という感じで、
ドラムをパソコンキーボードで演奏するって
すごい、と個人的には思っています。
今日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。
次回の更新は11月28日(土)になります。