何ごともそうだと思うけど、物事はすべて、トライ&エラーの繰り返しです。
最初からうまくいくわけないでしょ。
Facebook Liveでピアノをアピろうというあなたも、ぜひわたしと一緒に勉強してみて下さいね。また、今日の記事は、Facebook Liveのみならず、ツイキャス、ユーチューブなど、配信全般について言えることでしょうね。
初めて来た人は、前回の記事から読んでくださいね。(「心構え編」です、前回のは)
「お手軽さ」+「品質」を追求したら、この機材、ソフトに行き着いた
わたしがメインPCで使っているYAMAHA AG06ですが、これはたしかにコスパもよく、スゴイ機材なのですが、「お手軽」ではないのです。これは、どちらかというと、DAWに楽器や歌を録音するのに使うのがいい、と判断するに至りました。
え!?そうなの(*´ω`*)
1.USBポートにつなぐのがめんどくさい。
2.つなげるマイクが「コンデンサーマイク」「ダイナミックマイク」のみ
ノートパソコンだと、これが辛いんですよ!コンデンサーマイクとか、作りがガッチリしていてピアノと声がちゃんと入る場所にセットするのが大変、みたいな。
↓Amazon見たけど、二つあわせて26000円かあ、けっこう散財しました~。これはちゃんと使わなければなりませんね。
そこで、次の組み合わせでFacebook Liveをやることにしました。
【ハード】ノートパソコン(WEBカメラ付き)+ USBマイク
【ソフト】 OBS Studio
です。
ノートパソコンといっしょに使うには、USBマイク、というのがいいのです。
つまり、AG06のような機材を通さずに、ノートパソコンのUSBポートに直接マイクを挿入するのです。配線がだいぶシンプルになる。
オススメはこの辺ですね。
ヤマダ電機的なお店で実物を見て買うのもいいでしょうね。
XIAOKOA USBマイク pc マイク コンデンサーマイク usb 全指向性360°集音 録音/宅録/ゲーム実況/生放送などに適用 PC/Windows/Mac対応(ブラック)
360度集音、なので、ピアノの音も、声も、バランスよく拾ってくれる。
フレキシブルアームで、収音するポイントを調節しやすい。
細長い形なので、顔出しするとき、あまり顔が隠れない。
FIFINE ファイファイン USBマイク エコーマイク コンデンサーマイク PC PS4 Skype 配信 録音 放送 ゲーム実況 単一指向性 Windows Mac対応 ホワイト K056
高級感がある筐体。
単一指向性だが、正面130度をクリアに集音する。
エコーがかけられる
マイクについて
昔のMDウォークマンやICレコーダーといっしょに使ってたエレクトリックコンデンサーマイクをPCのオーディオジャックにつないでみたのですが、まるで使い物になりませんでした。
古いマイクの再利用を考えるより、パソコン用のUSB接続のマイクを買うほうが幸せになれそうです。一般的にオーディオジャックに刺すタイプより、USBの方が音質がよいと思われます。(とパソコンショップの店員が言ってました)
OBS Studioの神設定を教えます。
先週の記事でもご紹介した OBS Studio。
これは無料の神ソフトなので、絶対にマスターしたいところです。
ダウンロードはこちらから。
Open Broadcaster Software | Home
OBSを使って出来ること。
パソコンを使ったゲームの実況ができます。
「天鳳」Flash版というオンライン麻雀をたまにプレーしているのですが、テストを兼ねてOBSStudioを使って作成しました。なお、こちらで使ったマイクはUSBヘッドセットです。
OBS studio。これは「配信」に使うだけではありません。
「録画」もできるのでYOUTUBE動画などをサクッと撮影してMP4形式で保存。パソコンのブラウザからYOUTUBEに「撮って出し」ができます。(テロップ入れ、切り貼りやBGMなどの編集をしようとすると、動画編集ソフトが別途必要になります。この辺は実に面倒なので、今のところ、さけています)
【OBS Studio上の音声 設定の仕方】
内臓マイクを使わずに、USBマイクを使うように設定しよう。
「設定」>「音声」>「マイク音声デバイス」
3-USB PnP Audio Device
となっていますね!これは人によって違うと思いますが、マイクを刺せばかってにWindowsやMacのOSで認識されますので、問題なくできると思います。
VSTプラグインでエコーをかけてみよう。(準備編)
もしあなたがピアノ演奏だけでなく、ピアノ弾き語りやカラオケをやろうと思ったら、歌声にエコーをかけることをお勧めします。
実は、OBSはひと手間かけるとエコーが使えるようになるので、ここで使い方を覚えちゃってくださいね。
(a)まずはエコー(Reverbともいいます)のVSTプラグインを入手。
Sanford Reverbというのを入手しましょう。解凍してデスクトップにでもいといてください。
(b)次、ReaperというDAWをダウンロードしていない人はしてください。
さらにReaPlugsという無料で入手できるVSTプラグインを続けてダウンロード。
は?なんでReaperの話になるの?とお思いでしょうが、これをダウンロードすると、ProgramFilesの中にVSTPluginsのフォルダが作成されるのです!(後述)
Reaper何それ?な人は、↑この辺の過去記事も読むといいです。
(c) 生成されたVST Pluginsフォルダーに先ほどのSanfordReverbを放り込みましょう。
お疲れ様です。これで準備できました。次はエコーのかけ方とエコーがかかった声のモニターの仕方をお教えします。
その3 VSTプラグインでエコーをかけてみよう。(設定編)
OBS Studioの下のほうに「ミキサー」というところがありますね?
これは音をミキサーする(混ぜる)ところです。
「デスクトップ音声」はパソコンで聞いてる音。
「マイク」はUSBマイク音。
麻雀実況のとき、牌をジャラジャラかき混ぜる音は「デスクトップ音声」、上がるときに「ローン!」とプレーヤーが叫ぶ声は「マイク」そういうことね。
それで、「マイク」の歯車をクリックして「フィルタ」を選択してください。
ここで、上の例ではゲイン(音を大きくする)とVST2プラグインがフィルタに入ってるけど、フィルタでマイクの音にどんなエフェクト(効果)を与えるかを設定できる。
ここまで、作業が正しく出来てればSanfordReverbが選べるはずです。
「プラグインインターフェースを開く」でエフェクトのかかり具合などを調節するGUIが開きます。
その4 VSTプラグインでエコーをかけてみよう。(モニター編)
ここで、
(はたしてちゃんとエコーかかってるのかな?)
と疑問に思うじゃないですか?
そこで、ヘッドフォンでモニターすることをお勧めします。
モニターする時は次の3つをチェックします。
モニターして、エコーのかかり具合などをチェックしたらモニターをオフにしましょう。
モニター用ヘッドフォンはUSBヘッドセット(マイクもあるやつ)をお勧めしとく。
スカイプやLINEの通話、ゲーム実況などにも使えるし、何かと使い回しがいい
では、モニターの方法です。
「設定」>「詳細設定」>「音声モニタリングデバイス」
モニター方法。
上メニューから「編集」>「オーディオの詳細プロパティ」>「音声モニタリング」
で「モニターのみ(出力はオフ)」を選択です。
音のバランスなどをチェックしましょう。
配信するときに、視聴者さんから聞こえる音です。
SNSでピアノやってます、わたしはちょっとイケてるでしょー、みたいに趣味リア充アピールするのにお役立てください。
なお、今回は音の話しかしなかったけど、OBSには、画像や映像関連のテクニックもいろいろあるみたいだから、あなたもGoogleなどを使って調べてください。
では、次回の更新は3月30日(土)になります。