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ミュゼット(musette)という音楽ジャンル

ミュゼット?何それ? 

電子ピアノのおまけ曲集を眺めていると、バッハの「ニ長調のミュゼット」という曲があるのを見つけました。
こんな曲です。でも、作曲者不詳?みたいですね。たしかに、バッハならもっと左手が対位法を駆使したすごいことになりそうなので、私もその説に賛成だなあ(笑)

譜読みだけなら1日ですぐに終わりますよ。左手はオクターブでブンチャッブンチャッみたいに繰り返すだけのところが多いし。バッハじゃないでしょ?みたいな感じです。

 


Bach, Musette in D major, BWV Anh 126, Piano


今月はバッハ月間ですので、これは弾かないわけにはいきません。
やはり、「アンナ・マグダレーナのための音楽帳」に収録されているようです。

「ミュゼット?何すかそれ?」
そう思った私はGoogle先生に聞いてみたのですが、これがわかりやすかったです。

ミュゼットってなに??

要するに「ミュゼット」とは1600年代末から1700年代中頃にフランスで流行したバグパイプだということのようです。
バッハが1685年から1750年まで生きた人ですので、彼の生存時期とミュゼットの流行がピタリと一致しますね。

画像で探すと、どうもこんな楽器みたいです。

f:id:pianosukisugiru:20161214210432j:image
見たこともないですが、一般的にバグパイプと聞くとイギリス北部地方を想像しますが、、、機会があれば本物を見てみたいですね。

実はミュゼットというのにはもう一つあってだな、、、

しかし、一般にミュゼットというと、20世紀の初頭にパリの酒場やカフェで演奏された、アコーディオン中心の活発なワルツ、という意味もあるようです。
アコーディオン特有の哀愁もあり、かつグルーブ感満点で、これをお店で生演奏を聞いていたら、お酒が進みそう、、、。


INDIFFERENCE, French Accordion Jazz Musette Music, Huib Hölzken, Tim, Bob, Akkordeon Victoria

バッハのミュゼットとは似ても似つかないですが、、、

 

クラシック音楽を聞いたり弾いたりしていると、いつもGoogle先生に昔のことを聞いて、勉強してしまいます。いや、実はこれこそがクラシック音楽の最大の楽しみだと思っています。時を超えて、作曲家と友人になれるような気がするのです。私は17世紀末のフランスで流行ったバグパイプ(ミュゼット)という楽器を想像し、1900年代初頭のパリのカフェを想像する。何というか、非常に、ぜいたくな時間ですよねー。

 

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