最近、「セクシーに生きる フランス女性がいくつになっても若々しく美しい18の理由」という、フランス人の女性のライフスタイル、難しく言うと文化論、みたいな本を読みました。
その本にインスパイアされて今日の記事を書いています。
コミュニティーについて
「セクシーに生きる」の著者は、アメリカ人のライフスタイルがオンとオフしかない、みたいなことを言うのです。
アメリカ人のやるデートについて
恋愛相手を探すのにも、まるでMBAを終了した学生が、仕事を探すようにやってしまうのです。
と表現しています。
恋愛をメインとした人付き合いのことに言及してるのでしょうが、フランス人は1対1のデートではなく、ホームパーティーで相手を知ろうとするそうです。
よく知らない人と1対1の逃げ場のない感じは怖い、嫌だ、という人(特に女性はそうではないか?)は多いと思うので、生活の知恵ですな…。それに、グループ内の振る舞いを見ている方が、その人がどんな人かよく分かりますし。
そして、フランス人は「コトリー」という男女のグループを作る’文化があり、グループ交際をするのを好むらしいです。コトリーの存在がホームパーティー文化の土壌なのか…。
そして、グループ交際などというややこしいことをしているフランスが、
先進国でほぼ唯一、少子化に歯止めをかけた国である、というのが興味深い。
やれマッチングアプリだ結婚相談所だと騒いでいる国よりも、グループ交際の方が有効だとは…笑
サイバーコミュニティーはコトリーになり得ない
日本にも、昭和の途中くらいまではコトリー的なもの(青年団の寄り合いのような?)が存在したのでしょうが…
いろんな理由からコトリー的なものがなくなって来た、というのが現代なのです。
①仕事が忙しい人が多い。
②既婚者が家庭内に引きこもる。
③サイバー空間がコトリー的なものの代替になっている。
④近年のコロナ禍騒動。
⑤社会が分断化して、アッパー層と貧困層に分かれてきている。
といった感じで。
ここでは③について考察します。
サイバー空間のコトリー、即ちSNSですね。
SNSが問題なのは、Aさんに、BさんとCさんとDさんがいいね、したとして、Bさん、Cさん、Dさんの間にコミュニケーションが発生しないこと、なのです。
多くの人が見ている中でコミュニケーションが発生しないと、コミュニケーションの意味が薄れるのです。
いわゆる群像、を描いた映画が、情報量を持つのに似ています。
↑ハチミツとクローバー」のような作品。
そういえば私も、ピアノをネタとしたSNS発信をダラダラと続けて1ヶ月半になります。
しかし、ここに「コトリ―的なコミュニティー」というモノを期待してやるのは違うような気がしたのでした。
何だろ?崇拝者集め?
(あ、この人おもしろい)
と思ってもらいたい。
そのような世界がSNSなのでしょうね。
ジャズはリア充の音楽かもしれない?
ピアノなどとは関係なく、わたしは、これから訪れる老後に向けて
「孤独な老人にならない」ようにしたいという希望があります。
その為にも音楽を役立てたい。
上原ひろみさん(ジャズピアニスト)がどこかで、「音楽はコミュニケーションの手段だと思う」という発言をしていたのを読んだことがあります。
うーん、、、深いな、と思いました。
DTMやボカロが流行り、音楽制作が個人ベースで行われる世の中、音楽を人とのコミュニケーションのために使おうとすると…
ジャズかなぁ、と思います。
わたしがあこがれつつも、敬遠している音楽です。
耳コピで「YouTubeでよく聴く曲」「アニソン」などを弾いてSNSに上げているような、三流ミュージシャンでしかないわたしに、ジャズは敷居が高いのです。
ジャズの理論は学んだことがありますが、ジャズが弾けるわけではありません。
思うに、ジャズが弾けるようになるには、一流のミュージシャンの耳コピーをする、などして、本物のサウンドを学ばないと無理です。
でも、ここいらでジャズをやってみようかなー。
わたしが好きなジャズピアニストは、いっぱいいますが、Dave Brubeckの名をあげたいと思います。
Paul Desmond(サックス)との息のあったアンサンブルが心地よい。
ディズニー楽曲をテーマにしていることもあり、キャッチ―でチャーミングなハッピーな演奏です。
「Dave Digs Disney (1957)」がおすすめです。
彼はアンサンブルだけではなく、ソロアルバムも出しています。
Plays And Plays And Plays(1958)
来週のSNSはDaveBrubeckの耳コピ(transcription)、やろうかな。
ちなみに、Daveは軍隊でPaul Desmondと出会ったようですね。
彼ほどの達人だと、軍隊も音楽の「コトリ―」になっちゃうのかもしれません。
やはり、ジャズを学ぶことでやりたいことは、大変なのは承知の上で、
グレイツたちの演奏の耳コピです。
デイブと同じ音が出したい!みたいな感じですね。
「リア充ジャズピアニスト?」になる日を夢見て耳コピをしよう。
(ユーチューバーが使う曲を耳コピするのも、それはそれで面白いので続けますけど)
お読みいただきましてありがとうございます。
もしかしたら、次回の記事は、わたしが使っている耳コピアプリについてのお話をするかもしれません。(記事の構想はあります)お楽しみにね。
次回の更新は2月21日になります。