ゆう@天音理心流© です。
ゼンマーケット(海外在住者向け買いもの代行サービス)での買い物が
無事に終わりました。
わたしが1冊購入してしまったせいで、
値段が上がってる気がしないでもないですが(笑)
久しぶりに満足できる買い物でした。
もともと「ツクラレタ」ものが「創作物」
いわゆる「ジャズ風の」楽譜、というものに対して、
耳コピー中心のゴリゴリのジャズガチ勢の方は批判的だと思います。
「ジャズは楽譜に表せないフィーリングが大切なんだよ」
「ジャズグレイツたちの名演をコピーしないとジャズは学べない」
的な批判の的にされてしまうのが、ジャズ風楽譜の宿命です。
そして、これを書いているわたしも、
「まったくその通り!」
と思っていたりします。
しかし、ですね(笑)
わたしは「ジャズアレンジ」した楽譜、というのに、
やや感傷的に言うと、愛情、を感じています。
ピアノスタイル クラシック名曲30選 ジャズ・アレンジ編
に関していうと、アマゾンに面白いレビューが出ていたので転載させていただきます。
まさにこのレビュアーのご主人さまが「ジャズガチ勢」の意見という気がして、
興味深いです。
レビュー内で言及のあった、世良譲さんという方ジャズピアニストの方を存じ上げなかったので、聴いてみましたが、この方の演奏をトランスクライブした楽譜を弾いたら、そりゃジャズではない、とは言われないだろうなあ、と思いました。すごかった~。
もうひと方お名前が挙がっている、国府弘子さんの楽譜は入手しやすいでしょうから、たしかに「ガチ勢」には、その方がいいのかもしれませんね。
ジャズアレンジ楽譜について思うところ
ここからはまったくの私見であることをお断りして、
わたしがいいと思うジャズアレンジ楽譜について書いていきます。
①アレンジの「意図」が明確である。
7曲目の「アイネクライネナハトムジーク」からさらっていますけど、
「ストライドピアノ」をやりたいんだね、というアレンジの「意図」が汲み取れる。
②いたずらに「難しくない」
アレンジ楽譜の最終目標は、
アレンジのテクニックを学んで、他の曲に応用できるようになることだと思う。
だから、テクニック的に弾きやすく、かつサウンドがいいことが大切です。
で、今回のYuko Uchidaさんという方のアレンジは、
わたしの考える「いいアレンジ」なのですね。
もう、感謝しかございません。
ちょっとチラ見せしますと、こんな感じです。
これを「なんちゃってジャズ」という意見もわかるけど、
弾いていて楽しい。
「ド、コード、ソ、コード」はストライドピアノ(5,6小節目左手)
G7を「ファシミ」と13thテンションを入れる形で弾いたり(7小節目右手)
ジャズピアノ教則本などで出てきそうなテクニックを、
曲の中にきれいにちりばめている。
こういう、「ツクラレタ美しさ」が好きなのですね。
きっと、意地悪に書くと、
「教則本」でジャズを知った「なんちゃってジャズ」でしょ?
なのですよ。
けど、そこがいいですね。
あと、コードネームがちゃんと表記されているのも素敵なところです。
わたしも、いくつかジャズグレイツの演奏の耳コピにチャレンジした過去がありますが、ホンモノはこのように「1小節1コード」みたいな弾き方はしないようです。
音1個1個にコードをつける、とかが多い。
つまり、なんかもっと難しいことをやってる(笑)
いつの日かホンモノのジャズが弾けるためにも、
ジャズグレイツの耳コピーもがんばろうと思うのですが、
しばしこの「箱庭のような音の世界」を楽しみたいと思います。
それに「耳コピ」もねえ、、、
ビーバップよりYOASOBI、みたいな、普通に流行ってる曲もやりたいのですよね。
では、次回の更新は7月21日になります。
お読みいただきましてありがとうございます。