わたしが目指している「耳コピピアノ」。
コピー元はバンドの曲だったりアイドルの曲だったりするのです。
ピアノ曲ではない「素材」をどうやってピアノのソロ演奏に落とし込むか。
というのが課題になってきます。
つまり、アレンジ技術の問題ですね。
「メロディが音階(ドレミファソラシド)の中の何の音か、伴奏はどんなコードか」がわかるのが音感。
「わかった音」を「ピアノでどう弾くか」というのがアレンジ技術。
耳コピピアノ演奏は
「音感」と「アレンジ技術」。
この二つがそろって、演奏クオリティが上がると感じています。
いわゆる、クラシック的な「楽譜再現型ピアノ」の場合、
アレンジは「楽譜を書いた作曲家や編曲家」にゆだねられてます。
(その多くはまともな作家が書いているので、クオリティが高いものであるわけですが)
さて、耳コピピアノでは、
どうやってアレンジするのか?その方法は?
その答えの一つが「ストライド」と呼ばれる左手の伴奏形です。
ソロ演奏としてはやや特殊な立ち位置の「ストライド奏法」
独奏(ソロ)のピアノの場合、普通は
右手がメロディとコード。
左手がベースライン。
というスタイルが主流なのですが、
ストライドピアノでは
右手がメロディ。
左手がベースとコードを交互に弾く。
という「やや特殊な立ち位置」にあるとわたしは考えています。
しかし、
一人でリズムを作り出せること。
音域が広く、ダイナミックな演奏ができること。
などから、ぜひともマスターしたい奏法です。
ストライドピアノの基礎トレーニング。
では、そんなストライドピアノをやってみたい初心者の方向けに、基礎トレーニングを紹介しましょう。
- bは3つまで、#は2つまでにしています。
- 1拍目、3拍目がベース、2拍目と4拍目がコードです。
- ベース1音プラスコード2音の3つの音で7thコードのサウンドになるように作られています。
- ベースは小指、コードは中指と親指、または人差し指と親指で弾きましょう。
- コード進行は「Ⅰ Ⅵm Ⅱm Ⅴ7」です。(循環コードと呼ばれている、基本的なコード進行です)
弾いてみた方いらっしゃいましたらぜひコメントくださいね。
さらに詳しい解説。
Ⅰ Ⅵm Ⅱm Ⅴ7の
「Ⅰ」、「Ⅱm」はAフォーム。
「Ⅵm」「V7」はBフォーム。
と呼ばれています。
くわしく知りたい人は、Google先生に「ABフォーム」などの検索ワードで聞いてください。
Aフォームで、コードの2音のインターバル(音と音の距離)は5度です。
Bフォームで、コードの2音のインターバルは4度(V7は増4度 別名トライトーン)です。
マスターするコツは、コード2音のうちの低い方の音をいかに早く見つけるか、です。
Dm7(Aフォーム)の場合、コードは「ファ、ド」です。
この「ファ」をいかに早く探せるか。
Dm7(Bフォーム)の場合、コードは「ド、ファ」です。(Aフォームと逆の並び)
この「ド」をいかに早く探せるか。
これが成否のカギを握っていると思われます。
わたしも修行中の身ですので、ともに精進してくださる方がいると心強いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
次回も続きを書く可能性が高いです。
更新予定日は11月16日(土)になります。