ピアノが好きすぎるブログ

イチのつく日に更新しています。

セルフブランディング、人生コンテンツ化について

 

ブログ更新を習慣にしている、土曜日がやってきました。

タイは、出口の見えないコロナ禍で、今朝は2万人切ったのかな?

飲食店、デパートなどの営業規制、学校のオンライン授業化などの対策は、

あまり効果を上げていないように見えます。

(とはいえ、それをしているので2万人で収まっているという見方もあるので、何とも言えない)

 

最近、SNSやYouTubeを見ていて思うこと

与沢翼さんってタイに住んでいるんですよね。

それで親近感を感じていて、

彼がYouTubeに出てくると、話も面白いし、ついつい見てしまうのですが、

「ネットのコンテンツの質が上がった」と動画の中で言ってました。

 

その原因は、自宅での消費が増えているので、資本がネットコンテンツに注がれて、

クオリティ向上につながっているのだろう、と分析していましたね。

 

与沢さんが言うならそうなんでしょうけど、、、

私も、それを機にYouTubeだのツイッターだのを考えてみると、

ある事件を思い出してしまいました。

 

栗城史多(くりきのぶかず)さんっていう登山家が

登山の様子をSNSで実況中継して話題になってたのですが、

結果的に帰らぬ人になった、という一件です。

 

気になっていろいろ調べてみると、

栗木さんの登山のレベルは実は、マラソンでいうと市民ランナーレベルで、

はっきり言ってエベレスト登頂は無謀。

しかし、大ぶろしきを広げてしまったので引くに引けず、

2018年、エベレストに行って、(ある意味、当然の結果として)

お亡くなりになった。

 

という話がけっこう出てくるのですね。

 

ニートのアルピニスト、というキャッチコピーで

一部の若者の心を捉えたのでしょうが、、、

栗木さんは、山ではなく、

視聴者やネットの向こうにいるファンに挑戦を見せるということに、山に登る意味を見出していた、、、と。

 

セルフブランディングの落とし穴

栗木さんの悲しい例は、

SNSによるセルフブランディングの弊害を示しているように思う。

もちろん、普通の人は山に登ったり危険なスポーツをしたりはしないだろう。

 

しかし、

SNSで虚像を演じるために、いつもの自分とかけ離れた投稿をする。

それに反応してファンが付く。

ファンの期待に応えるために、虚像を演じ続ける。

疲れて活動休止。

 

ピアノ界隈で言うと、マッチョと女装の超絶技巧ピアノデュオがいましたが、

コンビは解消してしまいましたね。

ああいうのも、キャラを演じ続けるのが苦しくなっていったのかな、と。

(思って調べてみると、マッチョのフォルテ君の方は、

今もユーチューブを更新していました。すごい!)

 

セルフブランディングというのは難しい。

さらに、セルフブランディングで魅力あるキャラを作った上で、

与沢さんの言うように、ネットのコンテンツの質は上がっているのですから、

「クオリティの高いコンテンツ」を見せないといけないのですね。

 

これは、、、普通の人には無理だと思います。

 

人生をコンテンツ化するならばこれしかない

「職場」のようなものが既にあり、

そこで行うことをコンテンツにする

というスタイル。

 

これが強いと思います。

コンテンツ=仕事なので、コンテンツ制作コストがほぼゼロだし、

仕事で出会う人とか景色がオーガニックな「演者」になってくれる。

 

ピアノ界隈だと、Sangah Noonaさんなんかそれですね。

彼女は、仕事先のラウンジでユーチューブ動画を撮影している。

 

将棋だと、奨励会の現役三段(プロの一歩手前)の古田龍生さんとか。

さすがに連盟の対局室では動画を撮影しないけど、

これは現役奨励会員の人生ドキュメンタリーだ、と興味深く見ています。

あたりまえだけど、奨励会員は毎日ネットで将棋指してますね。

 

あと、そういうのがあるかどうかわからないけど、

占い師が鑑定の様子を実況する、みたいなのがあると面白いと思いますね。

相談者のプライバシー保護の問題があるので、さすがに難しいのでしょう。

見たことないな。

行天宮(シンティエンゴン)の占い横丁みたいなところでやったら、

絵的にもバッチリですけどね。

 

クローズドなSNSなら何でもありかも

SNSをやるなら、

まずはFacebookのような実名でやってるクローズドなSNSがいいんじゃないかな、と

最近思うようになりました。

(おっさん世代では、です。Z世代の若者のことは知りません)

与沢さんの言うように、コンテンツの質が上がったYouTubeなんかでは

素人は太刀打ちできないのです。

だったら身内相手の情報発信の方がいいかな。

Facebookで友だちになってくれてるということは、

一応、私のことを好きなんでしょ?という

保険がかかってますからね。

アンチが来ないという安心感はある。

 

Facebookでは、自分のセクシュアリティのカミングアウトから、出演するイベントのチケット販売まで、コアな発信がすごいですね。

「あの人、今こうなってるんだ感」がすごい。

人生ドキュメンタリーです。

 

その点、Pocochaやってもだれも見に来ないしねえ、、、

 

あなたも、FacebookLiveでピアノ演奏、

やってみてはいかがですか?

 

次回の更新は8月28日(土)になります。

 

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