ピアノが好きすぎるブログ

イチのつく日に更新しています。

インプロビゼーション方法論「無練習」を思いついた話

ゆう@天音理心流です。


今週は、YouTubeの練習ライブも、インスタの投稿もサボってしまいました。

金にもならず、社会通念的にはしょーもない趣味活動をコンスタントにするのは、いわゆる社会不適応者でないと難しいですね。


非クラシックピアノ派のわたくし


わたしは、


①耳コピ

②ジャズ風アレンジの楽譜

③メカニカル練習


を中心にピアノに取り組んでいます。


まあ、オトナが弾くピアノとしては、

悪くないと思います。


①で音感を鍛えつつ、最近の音楽を聴き、老害化を予防する。

②でコードボイシングや、ジャズの語法を学ぶ。

③でピアノ演奏のテクニックを底上げする。

※①から③とは別に、ポピュラー、ジャズ系の音楽理論を座学するのも重要。


まさに完璧かつ最強のカリキュラムです。


ここで、

「これからピアノを学ぶちょっとオトナ初心者さま」向けに


イキっている1学年先輩風のアドバイスをすると…

 


子どもが通うようなピアノ教室(そもそも、あなたがお子さんの保護者として、ではなく、生徒として受け入れてもらえるか不明ですが)でピアノを始めるのは、挫折フラグですよーっ!!

 

わたしの言うことを信じる者は救われます。

 

…さて。

怪しくなって来ましたので話を進めます。

 


ジャズとは、インプロビゼーションすること。


ジャズのインプロビゼーションとは

 

「コード進行に合わせて、その場で何かそれっぽいフレーズを弾く」

 

くらいの意味です。

(本当は違うのかもしれませんが)


普通のピアノ好きなアマチュアさんが、クラシックピアノの、かなり難しそうな曲をがんばって弾いてるYouTube動画を見ていると感じるのですが…

 


音を間違えないように弾くことに意識が行きすぎて、音楽それ自体にコミットする余裕がないんですよね。(そこがいいという意見も分かります。)

 

しかし…
心のエネルギーを、音楽そのものに集中させることが「よい演奏」ですが、普通の人がそのレベルに行くのは難しいのかな、と思ったりもします。


これはクラシック曲だけではなく「ジャズ風にアレンジされた曲」「耳コピした曲」の場合も同じなんだけど。


特に「正確性」が求められるクラシックピアノ系の演奏動画で見受けられる傾向ですね。

 


ジャズ系のインプロビゼーションでは「ストイック派」が主流?

 

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ジャズのガチ勢の間では、

ジャズグレイツのプレイを耳コピするのがインプロビゼーションの王道だ、とする考え方があるようです。

YouTubeのゆうこりん、などの天才ジャズピアニスト、が主張しています。


当ブログでは、ジャズグレイツの耳コピを「ストイック派」と呼ぶことにします。


わたしも、ゆうこりんの動画を見て、めちゃくちゃやる気になりました。

 

そして、
デイブブルーベックのプレイのコピーにチャレンジ!


アプリのスロー再生で何度も聴いて、耳コピやってましたよ…(T . T)

大変だった〜。

でも、耳にこびりついていて、ポールデズモンドのソロが今も歌えるよ〜。


「ストイック派」は、とてもいい練習だけど、音感がまだまだの初心者にはハードルが高いのが欠点です。

まあ、わかりやすいプレイをするジャズミュージシャンを選べば問題ないけどね。


ちなみに、アルトサックスのような、単音で柔らかい音質の楽器がコピーしやすいですよ。つまり、デイブのピアノより、ポールデズモンドのサックスの方がコピーしやすいのです。


で、話戻って。


わたしは、ジャズの耳コピを中断して、アニソン、Jポップ、ビルボードチャートの耳コピに方針転換して今に至ります。 

というか…


アニソン、Jポップ、ビルボードチャートのコピーも出来ない人が、ジャズの耳コピなど、出来るはずがないんですわ。


「ストイック派」をやりたい人は、まずはハードルを下げるといいですね。


童謡のような、シンプルな曲。クラシックだと、モーツァルトとか耳コピ教材に最適です。


さあ、やっと当記事の本題にたどり着きました。

 


無練習でインプロビゼーションする?「無練習派」

 


しかし、ナマケモノのわたくしは、

比較的カンタンにインプロビゼーションが出来る画期的な方法を見つけました。


なぜインプロビゼーションが難しいのか?


いちばん大きな理由は、


「何を弾いてよいかわからないから」


ですよね?

違いますか?

 


そこで、画期的解決法は。

「音を外さない指のカタチ」に右手をセットして、その中でアドリブをするというコンセプトを使うことにしたのです。

指はスパイダーのように開いているフォームに

なることでしょう。


この方法を当ブログでは

「無練習派」と名付けたいです。

 


わたくしの自己流ピアノ「天音理心流」の中で、

「奥義・無練習即興演奏」

と命名しましょう笑。


この奥義が完成すれば、

かなり嬉しいです。


わたしの予想では、

習熟すれば、ほぼほぼ頭脳を使わないで

インプロビゼーション出来るので、


音楽が心から楽しくなるはずです。


「音を外さない指のカタチ」の中で

音の長さや弾く順番を変えていけば、

千変万化。

心のままに、

いろいろなアドリブフレーズを生み出せることになります。

 

「ストイック派」の問題点をひとつ指摘します。


それは、

コピーしたフレーズを応用するのが難しい、ということです。

ゆうこりんも、ここをちゃんと説明した動画がありません。


将棋に例えると、


すごいハイレベルな将棋を見た、


とします。


でも、ハイレベルすぎるが故に、

指し手の意味がわからない。


だから、何がすごいのが、

イマイチわからない。


だから、将棋のタイトル戦の報道も、

昼ごはんは伊勢エビの入ったカレーを食べた、

みたいな

将棋とは何の関係もない話に

なってるのですね。


ジャズグレイツたちの演奏も

それに似ています。


ハイレベルすぎて、

プレイ中にどんなアイデアで

そのプレイが出てくるのか

知り得ない。、

 

ホントに知る価値があることは、

インプロバイザーの,頭の中で

何が起こっているか、です。
その、いちばん知りたい

「音楽的なカラクリ」が、一般人には理解不能。理解したとしても難しすぎる。

自分のインプロビゼーションに応用不能。


まあ、そんなところです。

 


インプロビゼーションは、練習ライブに向いている

 


特に練習も必要ないので、

やることだけ決めちゃえば、

ひたすら練習ライブが出来ます。

 


①コード進行を決める。

たとえば

lGm7 lGm7lC7lC7lFmaj7lFmaj7lBblBbl

lEm7b5lEm7b5lA7lA7lDmlDml

みたいなジャズスタンダードの進行

②アプリで伴奏ループを作る。

③コードごとに「絶対に外さない指のカタチ」を決める。

④伴奏ループに合わせて、何周もクルクルとインプロビゼーションする。

⑤難しかったら、テンポを落とすか、小節数を倍テンにしたループを作る。

 


という流れです。

マンネリ打破のためにも、インプロビゼーションにチャレンジしてみます。

火曜日の練習ライブで、やってみるね。

わたしの心のおもむくままに音たちが躍動する、流麗なインプロビゼーションをぜひ聴いてほしいね。

(将来的に!)

 

コツがわかったら、記事を書くので楽しみにお待ちください。

ではでは。

お読みいただきましてありがとうございます。


次回の更新は9月11日になります。

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