ピアノが好きすぎるブログ

イチのつく日に更新しています。

§1③「相対音感」をを研ぎ澄ませる

 

拓也さん@天音理心流© です。

バレンタインデー間近の土曜日です。

わたしはタイ嫁さんとスタバでお茶していますが、

みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 

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先週の ジャズコード理論について に引き続いて

今日は、天音理心流©全体像の中の「相対音感」という部分にふれてみようと思います。よろしくお付き合いください。

 

99%の人がこうやって譜読みしてドツボにハマる

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How Deep Is Your LoveのAメロ。

天音理心流© は、クラシックピアノは守備範囲外ですので、ポップス曲を例にあげます。ビージーズの「How Deep Is Your Love」という曲です。

あなたが、この曲を弾けるようになりたい、と思ったとします。

ふつうの人はこうします。

楽譜を入手 (本だったりピアノピースだったり) 

②譜読み   

 

②譜読みで、99%の人が、下のように譜読みをするのですね。

 

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「固定ド」読みで譜読みをする

そんなの当たり前じゃね?

ここまでこの記事を読んだ99%の人が、こう思ったはずなのです。

先週の記事に書いた、わたしの在籍していたクラシックギターサークルでも、このやり方で「譜読み」をしていました。

 

そして、わたしは

「このやり方はよくないよ」

と言っているのです!

 

(なんで?)

と思った人は続きを読み進めてくださいね。

 

あなたの耳にはどうやって聞こえるか?

実は、、、

楽譜を使って曲を覚えること自体、一長一短があるのです。

 

音楽は、耳で(正確には「音感」で)行う芸術です。

楽譜を使うということは、「目」を使うこと。

「目」に頼ってはいけないのです。

だから、実は耳コピーして曲を練習するやり方のほうが

「音楽的」と言えます。

 

このことは 「二人の先生」と「ミッシングリンク」の正体 という

記事を読むとよく理解できます。

 

まあ、そうは言いましても、いきなり「耳コピ」ってハードル高いですからね。

 

楽譜を使うのは全然OKですし、上手にアレンジされた楽譜は、とてもいい教材になります。「楽譜を使うメリット」もたくさんあるのですね。

 

さて、話を先にすすめます。

 

大人になってから音楽を始めた人(レイトスターター)は、

「絶対音感」を持っていないのです。

 

 

絶対音感は、ピアノの鍵盤を適当にポーンと押して、その音の高さがダイレクトにわかる能力のこと、です。

 

諸説ありますが、人間の耳は2歳から7歳までに急速に発達する。

その時期に絶対音感のトレーニングをすると「絶対音感」も身につくようなのです。

 

天音理心流© が「オトナ初心者」を受講対象に限定している理由の一つも、ここにあります。

 

「相対音感」は、何歳からでも身につきます

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「HOW DEEP IS YOUR LOVE」は、Fメジャースケールで書かれていましたね。

ピアノなど、音が出るものがある人は、上のスケールを弾いてみてください。

(Bにフラットがついていることに気をつけてね)

 

天音理心流© が重要視する「相対音感」保持者は、このスケールを聞くと

「ドレミファソラシド」と聞こえるはずです。

(というか、本格的な音痴以外は、だれでもそう聞こえると思います。)

 

もし「ファラシbドレミファ」と聞こえる人がいたら、

その方は絶対音感保持者です。

 

そして、ありがたいことに、相対音感は、オトナになってからでも、

トレーニングすると身につくのです。

 

じゃあ、譜読みをするときも、

相対音感で聞こえたとおりに譜読みしましょう。

ということです。

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こんな感じです。

(専門的には、この読み方を「移動ド」 読みといいます。)

 

え!?そんなめんどくさいことするの!?

 

そう思った読者さまが、わたしの推定で86%いるんですけど、

気持ちはわかります。

だって、楽譜には「ド」って書いてあるのに、それを「ソ」と読んで、しかもピアノの鍵盤は「ド」の鍵盤を弾くんですからね。頭こんがらかるのでしょうね。

 

でも、このやり方で譜読みをして、

何回も鼻歌でソドレミーミドレーミドー、とメロディを歌っていると、

ドレミ、、、とメロディの起伏がシンクロして来るようになります。

なぜかというと、自分の音感で感じたものが、そのまま音として表現されるから。

 

このシンクロ率を上げることが、相対音感トレーニングです。(「視唱」というやり方です。)

 

 

わたしは、従来型のやり方と、天音理心流©のやり方と、

どちらもやってみたのですが、

やや我田引水な言い方になってしまいますが、

曲を本当に自分のものにするのに役に立ったやり方は、

天音理心流©のやり方です。

 

天音理心流©の課題はまだまだある

メロディを「相対音感」でとらえて、譜読みも「移動ド」読みをすることはわかりました。

しかし、音楽はメロディだけでできているのではないですね?

コードもあります。じゃあ、そこはどういうフレームで捉えるの?

のような問題が、実は山積しています。

 

天音理心流© は、今も現在進行形で開発が続いており、そのあたりの方法論も確立しつつあります。(このブログで発信していく予定です)

わたしは主に英語圏の音楽教育やジャズピアノ理論の研究を絶えず続けており、それらを自分という媒体に落とし込んで、実験検証をしています。(オタク体質のわたしには、知的興奮が得られる作業です)

 

最後までお読みいただきましてありがとうございます。

 

【お知らせ】

近日中に、天音理心流©オンライン個人レッスン(β版)というサービスを

開始できるように、準備を進めております。

 

では、なんかこのブログが気になるな、、、

ていう方は、来週も読みに来てください。いいね?

 

天音理心流©目次

 

【「ゆるいピアノ教室」最新の動画投稿】

 

動画投稿が間に合いませんでした。悲

投稿したらリンクここに貼ります。

 

次回の更新は、2月19日(土)になります。

 

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