こんにちは。拓也さん@天音理心流© です。
このブログの執筆時点で、ロシアがウクライナに侵攻。
世界平和が脅かされていて、ちょっと困るのですが、
いきなり本題に入ろうと思います。
「相対音感」「ジャズコード理論」に続いて「キーボードテクニック」のお話です。
【過去記事】
今回は、天音理心流©の全体像 の中の
「キーボードテクニック」についてのお話になります。
実はクラシックピアノの教則本が超秀逸!
まず、あなたがピアノを習ったことがなくて、
興味本位でテキトーにピアノを開始したとします。
つまり、基礎的なトレーニングをまったくやっていない状態である、と。
いや、、、そういうの、私は好きですよ。
高校生の頃のわたしが、まさにこの状態でした(笑)
そんなあなたに、問答無用でオススメしたい秀逸な本があります。
それが「リトルピシュナ」です。
【関連記事】
この本の29番から40番まで12曲
をしっかり弾けば、基礎は身につきます。
しかし__
音楽のことを何も知らないド素人がこの本だけを使うと、
99%の人が挫折します。
何をやってるか、意味が分からないから。
天音理心流©でいう「ジャズコード理論」の理解が前提です。
理論がわかった人が、実際にピアノで弾いてみる段階で使うのが
リトルピシュナだと思ってください。
リトルピシュナにはジャズコード(オルタードセブンスコードだのマイナー7thテンション9thだの)は出てきませんので、「音楽理論」と言い換えた方がいいですね。
「音楽理論」をマスターするのに、
わたしがお世話になった本はこちらです。
Barklee Music Theory Book1 / Book2(英語版)
8分音符って何?みたいな人はbook1から。
book2に進むとコードの話になります。
松田昌の音楽講座 ポピュラーアレンジの基礎知識
例え話をしましょう。
仏教のお経っていうのがありますね?
あれって、お釈迦さまが説いた教え、なわけですが、、、
リトルピシュナをいきなり弾くのは、
いきなりお経を読み始めるようなものです。
日本でいちばん有名なお経って、般若心経。
冒頭の部分は、
「かんじーざいぼーさーぎょーじんはんにゃーはーらーみーたーじー」
なんですけど…。
これをブツブツ唱えても意味が分からん?
それでいいんです、コトバそのものに霊力があります(キリッ!)
っていう考えの人もいることはいるんですけど、
(真言密教のマントラなどはまさにこの考えですね)
「呪文」を唱えていても、わけわからないでしょう?
意味が分からないことをブツブツ言うのはつらい、と。
現代人はそういう人が多いのではないでしょうか。
そこで仏教理論を勉強すると、
「はんにゃー」っていうのはバーリー語の「パンニャー」で「智慧」という意味だ、とか(ちなみにタイ語では、パンヤーと言います)「はーらーみーたー」(タイ語ではバーラミー、と言います)は、「完成する」といった意味で、大乗仏教では「布施 (ふせ) ・持戒・忍辱 (にんにく) ・精進 (しょうじん) ・禅定 (ぜんじょう) ・智慧」の6つの修行を指す、とかね。
そういう仏教知識や修行理論が理解できて、なるほどなー、と、お経のありがたみも理解できる、と。
そういうことだと思うんですよね。
それと同じように、
「リトルピシュナ」を練習するにあたって、「Barklee Music Theory Book1」のような本を読んで、音楽理論の基礎を知りましょう。
という話になってくるのですね。
音楽は仏教と全然違うので、あくまでたとえ話、ですけどね。
(かえって話がわかりにくくなってしまったかもしれません笑)
「キーボードテクニック」の2つの段階とは?
さて、「リトルピシュナ」(などのいわゆる、メカニカル教則本)によって、基礎ができるようになったとします。
たぶん、ブログ主の拓也さんは、このレベルはおそらくはクリアしています。
(リトルピシュナを数年間、さんざん弾き倒しましたからね、、、)
具体的には、12調でのメジャースケール、メロディックマイナースケール、トライアドまたはドミナント7thコードのアルペジオ、6度と3度のダブルノート、ジグザグ進行、あたりですね。
経験上、大手ピアノ教室の「大人のための~」といったコースに通っても、スケール、アルペジオを12調でみっちりやる、ということは行われていないと思います。
取り組んだ人はわかると思いますが、それだけ大変なんですよね。
「今日はCメジャーからEメジャーまで弾こう。」
(何とか弾いたけどもうヘロヘロ)
「よっしゃ!今日はこれぐらいにしといたるわ」
(池乃めだかさんのギャグ)
って感じになりますもん(笑)
しかし、、、
これだけでは、オシャレなピアノを弾くことは、まだ出来ないんです。
きっと、「リトルピシュナ」の練習が、第1段階なんです。
次に、基礎的なコードなどを
どうやって実際の曲の中でピアノで弾くか、という
第2段階があるのですね。
これは「ジャズピアノアレンジ」の段階と言い換えてもよいでしょう。
そして、第2段階が
「この本をやっとけばいいよ」みたいなのが、現状、見つかっていないのですね。
理由はわからないのですが、
日本語で発信されている「ジャズピアノアレンジ」の書籍などは、
なかなかよいものにヒットしないのですね。
そこで、英語圏のユーチューバーのチュートリアル動画などを見ながら、
研究と修行に励む日々が始まりました。
やはり、西洋音楽というジャンルだからでしょうか。
英語圏の情報にアクセスすると、すぐれたものがジャンジャン見つかります。
なれない英語を必死に聞き取って、どうにかこうにか学んだことを
かみくだいて、動画にしたりブログ記事にしたり、
ということをやっていまして、
その発表の場の一つがこのブログ、というわけですね。
今回は以上になります。
今週までで、天音理心流©の総論的なことは書いたので、
これからは、各論的な部分を書いていきます。
天音理心流©のサイトマップは以下になりますので、
ご興味のある方はどうぞ。
【ゆるいピアノ教室 最新の動画】はコチラです。
今回の「弾いてみた」は、昔のアニソンをカバーしてみました。
「ルパン3世」のED「ラブ・スコール」です。
峰不二子のミステリアスでセクシーな感じがよく表現されている名曲ですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
次回の更新は3月5日(土)になります。